症例詳細

CT読影

種 類 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
年 齢 10歳
診療科目 腫瘍科 
症 状 腹腔内精査のために超音波検査をしたところ副腎腫瘤を発見。診断と手術支援のために造影CT検査を実施した。

検査結果

副腎は超音波検査でサイズを測定し、基準より大きい時にクッシング症などの病気を疑います。正常な外形を保ったままサイズが大きくなっていれば過形成を疑いますが、正常な形が崩れていたり、一部のみが極度に腫大しているときなどは腫瘤を疑います、副腎はFNAは基本的にできない臓器なのでCT検査での画像的特徴が診断の大きな手助けとなります。

・CT検査ではプレーンと動脈相、門脈相、平衡相の3相で撮影し、動脈相と門脈相で読影することが多いです。

・正常な副腎は中心増強性(造影した時に中心がより白っぽくなる)

・正常な外形のままサイズが大きくなっている→過形成

・副腎腫瘍の特徴:不均一な増強性、内部に石灰化あり、外形の変化、低増強性(造影した時、少しだけ白くなる(50HU以下))

・クロム親和性細胞腫(悪性)の特徴:造影前より後大静脈よりCT値が高い、後大静脈に腫瘤の一部が入っている、50~100HUの増強性

 

このように超音波検査だけではわかりにくかったところも造影CT検査でかなり詰めることができます。CT検査では腫瘤の大きさだけではなく、循環や血流の分布、増強性や浸潤、転移も合わせて評価でき、手術適応かどうかの判断や診断の大きな助けになります。麻酔をかけるからと敬遠されがちですが、管理さえきちんとすれば得られる情報はとても大きいです。

本症例は画像的特徴からクロム親和性細胞腫が疑われ、今後の治療は相談中です。

淀川中央動物病院

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