鼠径ヘルニア

診療科目 | 外科 |
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症 状 | 鼠径ヘルニアは、鼠径部、つまり足の付け根の部分で起こるヘルニアです。 ヘルニアとは「内臓などが、本来あるべき場所から逸脱している状態」を指し、様々な場所で起きますが、 鼠径ヘルニアは、内臓を収めている袋のような役割をしている「腹膜」に、鼠径部で穴があいていて、そこからお腹の中の脂肪などがはみだしてくる状態です。 |
- 症例の概要
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鼠径ヘルニアは、鼠径部、つまり足の付け根の部分で起こるヘルニアです。
ヘルニアとは「内臓などが、本来あるべき場所から逸脱している状態」を指し、様々な場所で起きますが、
鼠径ヘルニアは、内臓を収めている袋のような役割をしている「腹膜」に、鼠径部で穴があいていて、そこからお腹の中の脂肪などがはみだしてくる状態です。
検査結果
鼠径ヘルニアを持っている子の腹部写真です。少しわかりにくいのですが、左が足側になっていて、画面の上と下、斜めにぷっくりとふくらんでいるのが確認できます。ヘルニア部分からお腹の脂肪が出ている状態です。
鼠径ヘルニアは、その穴から脂肪が出ている分には特に問題はありませんが、膀胱や腸、子宮など、内臓が出てしまうととても危険です。
症状がないからといって放っておくと命に関わる場合もありますので、ぜひ早期発見、早期治療をおすすめします。
治療方法
鼠径ヘルニアは、臍ヘルニア、つまり俗にいう「でべそ」と同じように、生まれつき持っているものです。しかも臍ヘルニアと同じように手術で治すことができます。子犬さんを新しく迎えたら、動物病院で診てもらい、もし鼠径ヘルニアが見つかれば、手術での根治をすすめていきましょう。