誤食による緊急内視鏡摘出
種 類 | シーズー |
---|---|
年 齢 | 約4歳 |
診療科目 | 外科 |
症 状 | 2日前におもちゃの破片を誤食した疑いがあり、当日夕方に嘔吐でその後しばらくは息がつまったような状態になっていた。 |
- 症例の概要
-
異物誤食の症例で、催吐処置のリスクがあったために全身麻酔下で内視鏡摘出を実施した。
検査結果
治療方法
術後の経過
摘出後は麻酔覚醒も良好であり、1時間後には元気にしっぽを振っていた。
症例について
本件では幸いにも摘出ができたが、内視鏡の強度や異物のサイズ感からはかなりギリギリでありもう少し大きかったり表面が滑りやすい異物誤食では胃切開に移行した可能性がある。十分な注意が必要である。
また、治療側としては、稟告にない別の異物が存在する可能性も念頭に置きつつ検査を進めることが重要である。
獣医師 木村