症例詳細

膝蓋骨外方脱臼

種 類 MIX犬
年 齢 10か月齢
診療科目 外科 
症 状 6ヶ月齢から歩き方がおかしくなり今では前足だけでしか歩くことができなくなりました。
症例の概要

膝蓋骨外方脱臼は内包脱臼に比べてかなりレアなケースです。ただ発生したら内包脱臼より、はやく手術をしたほうが良いです

検査結果

院内歩行は前足のみ正常に使用することができ、後肢は「エックス」にクロスした状態で足先を擦りながら歩くといった状態でした。

身体検査にて、両後肢の膝蓋骨が外側に脱臼しており、指で完全に戻すことは困難でした。(グレード4)

レントゲンでは膝の「真横」に膝蓋骨がある状態でした。幸いにも若いため骨の変形までは顕著に出ていなかったです。

治療方法

治療は外科手術です。片方の足から順に手術を行いました。

基本は内包脱臼の手術手技とほぼ同じです。脱臼する方向が左右違う事と、テンションの掛け方が外方脱臼の方が繊細です。

【造溝術】滑車溝は、発育当初は膝蓋骨が載っていたせいか溝は申し訳程度に浅く存在しました。膝蓋骨の重度な脱臼により近位部分は削り取られていました。

【矯正術】テンションバンドによる矯正術は内側の種子骨と脛骨粗面を結び締結しました。

【脛骨粗面転移術と骨切り術】今回は行いませんでしたが、脛骨粗面を切って股関節と足根関節に線を引いたとき、その上にパテラが損壊するに向くように移意識します。

術後の経過

術後は劇的に改善、片方が終わったらその1か月後に逆側をする予定でしたが、最初に手術した側が体重を負重出来るようになった一為、抜糸の時に逆側の予約も入れ手術をしました。

膝蓋骨脱臼で、内側へ脱臼する場合は状態を長くみて手術までに至るケースが多いですが、外方脱臼は軽度であっても出来るだけ早く手術をすべき状態と言われています。外科手術をしないと「癖になって」しまい、年齢を重ねてからだと直りが悪くなります。

歩けるようになってくれて本当に嬉しいです!

淀川中央動物病院

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