症例詳細

脾臓血管肉腫

種 類 ミニチュアダックスフンド
年 齢 13歳10ヶ月
診療科目 外科  腫瘍科 
症 状 元気、食欲の低下、腹囲膨満を主訴に来院。
症例の概要

脾臓の腫瘍が破裂し緊急手術を実施した症例です。

検査結果

血液検査にて貧血と血小板の減少を認めた。

腹部エコー検査にて腹水が見られたため抜去したところ血液が採取された。

腹部エコー検査および無麻酔CT検査にて脾臓由来を疑う腫瘍を認めた。

 

治療方法

検査所見から脾臓腫瘍の破裂による腹腔内出血と診断し、夜間緊急手術を実施した。

開腹時、腹腔内に大量の血液貯留を認めた。

脾臓の腫瘍と腫瘍からの出血を確認し脾臓の摘出を実施した。

脾臓摘出後腹腔内の精査を行い、他に出血部位や異常がないことを確認し閉腹した。

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術後の経過

出血による貧血があったため術後は酸素室で管理を行った。

静脈点滴と抗生剤2剤の投薬を実施。

第2病日に貧血の進行を認めたため、鉄剤と造血ホルモン剤を投与した。

第3病日より貧血の改善が見られた。

術前より血小板が減少しておりDICのリスクがあったため低分子ヘパリンの投与を行った。

第3病日より血小板数は正常に回復した。

第5病日、元気、食欲および一般状態の回復を認めたため退院した。

摘出した脾臓の病理組織学的検査を外注にて実施した。

結果は血管肉腫であった。

 

症例について

脾臓の腫瘍は約1/2が良性、約1/2が悪性で悪性腫瘍のうち約1/2が血管肉腫と言われています。

血管肉腫は予後不良な腫瘍の1つです。

本症例のような小さな腫瘍でも破裂する可能性があり、大量出血することがあります。

現在経過良好ですが今後化学療法等も検討していきます。

獣医師 山田

 

 

淀川中央動物病院

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