症例詳細

脂漏症

種 類 トイプードル
年 齢 5歳
診療科目 内科  皮膚科 
症 状 全身皮膚炎で、他院にて抗生剤+抗真菌薬+消炎剤+2種類の粉薬を飲んでいる。去年の11月から痒み、脱毛、赤みがあり、薬を飲んでも繰り返す。との主訴で来院されました。

検査結果

まず、本症例から落ちるフケ(鱗屑)がかなり多く、診察台が鱗屑まみれになりました。腹側頸部は脱毛し皮膚は苔癬化が見られました。背部の一部は脂っこく、オーナー様も自宅でシャンプーしても2~3日でベトベトしてきます。とおっしゃっていました。

まずは、皮膚検査を行いましたが、マラセチアは確認されませんでした。また、全身状態の把握(内分泌疾患からくる脱毛など)をするために血液検査、画像検査、行いましたが、明らかな異常はありませんでした。この時同時にアレルギー検査も外注検査に出しました。検査結果が届くまでは、徹底的な薬浴(当院ではトリミングでマイクロバブルを使用した炭酸泉を導入しています)と、皮膚炎に対して抗生剤を処方しました。

アレルギーの検査結果は、節足動物 かび キク科植物 樹木 肉系 穀物系 がアレルゲンになる事が分かりました。そこから、アレルギー性皮膚炎の治療を開始しましたが、痒み、皮膚の状態はやや改善はあるものの、スッキリしない期間が続き、再度、皮膚検査をすると、マラセチアを発見しマラセチアに対する治療も開始しました。しかし、内服を切ると痒みが出るなど、繰り返していました。オーナー様はしっかり管理され、内服、ご飯の変更、シャンプーを徹底的に行ってくれました。

当院は皮膚科専門医が月1回来て頂いているのですが、本症例も専門医に診てもらうことにしました。

脂漏症と診断され、今までの治療をさらに強化していくことで、改善していくのではないかとし、これまでの治療に加え、苔癬化している部分への塗り薬と、シャンプーの種類の変更、更には減感作療法を開始しました。減感作療法は時間とお金がかかる治療法なのでオーナー様のご理解と熱意、愛情がなければできません。現在は、内服、外用、薬浴、減感作療法を行い、痒み、脱毛、苔癬化に改善が見られました。そしてないよりも、オーナー様が一番気にされていた鱗屑はほぼなくなりました。

 

本症例は、オーナー様が「皮膚」が改善するまでには時間がかかる。という大前提をご理解いただき、熱意を持って治療についてきてくれたことが、一番のポイントになっていると感じています。まだ、減感作療法の治療中ですが、これからもしっかりと見させていただきます。

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淀川中央動物病院

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