症例詳細

糖尿病用インスリンの現状

症例の概要

猫用糖尿病インスリンのプロジンクが欠品となっており、レベミルへの移行をお願いしています。その際には猫ちゃんの状態把握にいつも以上の注意を払う必要があります。

症例について

新型コロナウイルスが社会全体に猛威を奮い各所に悪影響を出していますのは皆様ご存知の通りです。動物医療においても例外ではなく、特定の海外生産の薬品の不足が問題になっています。

今回取り上げるのは猫用糖尿病インスリンの「プロジンク」です。現時点で輸入再開は夏以降となっており、関係各所でご努力頂いているものの残念ながら入手の目途は立っていません。我々はプロジンクを使用されている猫ちゃんに対して「レベミル」という人用糖尿病インスリンへの変更をお願いしています。これは2016年のプロジンク登場以前に主として使用されていたものの一つです。

プロジンクとレベミルは完全な互換性があるものではなく、標準用量としてはプロジンクよりレベミルのほうが少なくなる可能性があります。また、プロジンクは最大作用発現時間は2-6時間で作用持続時間13-24時間に対しレベミルは最大作用発現時間12-14時間で作用持続時間は12時間以上とされています。

糖尿病の猫ちゃんは一部を除き継続的なインスリンの注射を必要としており、プロジンクで安定していても別のものに変更せざるを得ません。その際に、想定していたインスリンの作用より強く出る場合(低血糖)も弱く出る場合(高血糖)もあります。後者では数日レベルで緊急的な問題が出ることはほぼありませんが、前者では一日にして危険な状況に陥る場合があります。

インスリンの種類を変更する際は、量を変更する際以上に猫ちゃんの意識レベルや一般状態、飲水量、排尿量などに注意を払う必要があります。

淀川中央動物病院 獣医師 木村

※画像は公式およびプレリリースから抜粋

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