症例詳細

猫の尿管結石

種 類
年 齢 4歳
症 状 2か月前から血尿が続おり、他院にて抗生剤の内服で反応を見ていましたが改善したいとのことで来院されました。
症例の概要

2か月間血尿が治らず、当院を受診されました。腎臓結石・尿管結石があり手術し、尿管結石を除去しました。尿管には尿管ステントを挿入し、尿管を確保しました。

検査結果

2ヵ月前からの血尿とのことで経過が長く、血液検査、尿検査、レントゲン、超音波検査を行いました。血液検査では高窒素血症があり、レントゲン検査では腎の大きさ・形は異常なく、左右共腎臓内に多数の不透過性亢進陰影と右尿管にも多数の不透過性亢進陰影を確認しました。超音波検査では右の腎盂・尿管の拡張があり、左右腎臓内に高エコー物が存在し、右尿管にはシャドーを引く高エコー物を多数見つけることができました。順行性尿路造影を行い、右腎盂の重度拡張と尿管完全閉塞・左尿管の不完全閉塞と判断し、オーナー様と相談しその日のうちに尿管結石除去手術を行いました。

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治療方法

 

●尿管結石除去手術

右尿管内に多数の結石があり尿管が線維化を起こしに重度に肥厚し内腔が狭窄していました。腎臓の洗浄を行うと大1mmにも満たない大量の結石が出てきました。左尿管にも結石による閉塞を確認し結石除去を行いました。術後入院中は、尿カテーテルで管理していましたが、腎臓内の細かな結石により尿管カテ―テルの閉塞と尿管内圧の上昇による腹腔内尿の漏れ出しが確認され、尿管ステントを入れることになりました。

●尿管ステント

右尿管の線維化が激しく、ほぼ閉塞している状態だったため右腎臓から膀胱までの尿管ステントを入れることにしました。左の尿管のは閉塞は無く線維化も軽度だったため尿管ステントは右だけに入れることにしました。

手術後すぐに腎盂の拡張がなくなり、順調に排泄できています。腎数値も下がりました。あ

 

術後の経過

現在は、頻尿はあるものの尿管ステント内の閉塞は無く順調に排尿できています。腎数値も安定し経過は良好です。

今後は、腎数値の確認と尿管ステント内の閉塞がおこらないか定期的に確認し腎臓内のピッグテイルと膀胱内のピッグテイルの位置を確認していきます。さらに、膀胱内にピッグテイルがいることで膀胱粘膜を刺激し血尿が改善しない可能性も考慮し定期的な尿検査も行っていきます。

血尿や頻尿は良く見られる症状ですが、長く経過を見るのは危険です。改善がない時は、尿検査のみだけではなく血液検査、画像検査を行うことを勧めます。

淀川中央動物病院

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