症例詳細

犬の混合ワクチン

症例の概要

アメリカでは3年に1回の混合ワクチン接種で免疫が保たれることが発表されていますが、日本では1年に1度の接種を推奨しています。その理由についてお話します。

症例について

1年に1度の混合ワクチン接種についてお話します。
 

まず、犬のワクチンはコアワクチンとノンコアワクチンに分けられます。コアワクチンはジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬アデノウイルス感染症(2)、狂犬病が分類されており、罹患すると死亡率の高い疾病です。狂犬病に関しては狂犬病の予防接種が法律で義務付けられているので今回は割愛させていただきます。

ノンコアワクチンには、パラインフルエンザ、レプトスピラ症、ボルデテラなどが分類され、致死性が低い疾病や抗体の持続期間が短く、頻繁にワクチン接種が必要な疾病であることがわかっています。

特に、レプトスピラ症には多くの型が存在しており、ネズミの尿、尿に汚染された水や土から犬や人の皮膚、口に入ることで感染します。死亡率が高く、発症すると24日の経過で死亡してしまう怖い病気です。さらに、治療して回復した場合、数ヶ月〜数年の間尿中に原因菌を排出し、他の動物に感染させる恐れがあります。

当院では、犬の混合ワクチンとして5種、10種ワクチンがあります。5種ワクチンには先程述べたコアワクチンとパラインフルエンザが含まれています。10種ワクチンは5種ワクチンにレプトスピラ症の4つの型とコロナウイルス症が含まれています。

大阪でもレプトスピラに感染、発症して亡くなってしまった子がいます。お散歩に行く子や他の動物と接触することが多い子、ネズミが多い地域に住んでる方にはレプトスピラ症が含まれる10種ワクチンの接種を推奨しています!また、レプトスピラ症の抗体は1年もたないと言われているので、1年に1回のワクチン接種が必要になります。5種ワクチンもコアワクチンであるパラインフルエンザに対する抗体がなくなってしまうので年に1度のワクチン接種をお願いしています!

ワクチンで病気を防ぐ、万が一感染しても症状を軽くするためにも、ワクチン接種が重要になります。また、ワクチンアレルギーの子には抗体価を測定することも可能です。抗体価が下がってきた数年後に、アレルギーへの対策をしてワクチンを打つ計画を立てることもできますので、1度ご相談ください。大切なわんちゃんの命を一緒に守っていきましょう!


 獣医師  大内

淀川中央動物病院

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