症例詳細

左顎骨嚢胞

種 類 ミニチュア・ダックスフンド
年 齢 7歳
診療科目 内科  外科 
症 状 左側上顎部が腫れているとの主訴で来院
症例の概要

鼻涙管由来を疑う膿瘍が上顎骨を融解させた症例です。

検査結果

左側上顎腫脹部のFNAを実施したところ粘張性の液体が採取された。

採取した液体を染色し鏡検したところ好中球を多数認めた。

抗生剤を使用するも腫脹は改善しなかった。

歯根膿瘍や腫瘍の可能性も疑い造影CTを実施した。

鼻涙管由来を疑う嚢胞と左上顎骨の融解を認めた。

 ナカジマ マロ2 ナカジマ マロ1

 

ナカジマ マロ3

CTと同時に左上顎の嚢胞の切除と液体の抜去を行った。

切除した嚢胞の病理組織学的検査を実施した。

炎症性病変が見られたが細胞の異型性はなく腫瘍性病変は認められなかった。

抜去した液体を細菌培養感受性検査したが菌は検出されなかった。

また、液体も粘性はなく漿液様になっていた。

術後の経過

本症例は歯根膿瘍や扁平上皮癌等の腫瘍性疾患を疑っていたが、鼻涙管由来を疑う顎骨嚢胞という珍しいものでした。

鼻涙管由来を疑う膿瘍が上顎骨を融解させたと考えられます。

抗生剤の投与および嚢胞の切除により経過は良好です。

今後は再発と欠損した上顎骨の骨折に注意が必要です。

獣医師 山田

淀川中央動物病院

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