症例詳細

大動脈血栓塞栓症

種 類 MIX
年 齢 1歳2ヶ月
診療科目 内科  循環器科 
症 状 急に後肢が動かなくなった
症例の概要

動脈に血栓が詰まり急に両後肢の麻痺を起こした症例です。

検査結果

身体検査にて両後肢の冷感および麻痺を認めた。

姿勢反応は両後肢共に0/2であった。

腹部エコー検査にて腹大動脈に血栓が見られた。

心エコー検査にて左房拡大、左室心筋の肥厚、大動脈弁下狭窄を認めた。

チョロ4 チョロ2 

チョロ3-2 チョロ1

治療方法

低分子ヘパリンによる抗血栓療法を実施した。

強心薬としてピモベンダンを使用した。

疼痛管理としてトラマドールを使用した。

症例について

本症例は先天的な大動脈弁下狭窄から左室内圧が上昇し心筋の求心性肥大を起こしたと考えられる。

さらに肥大型心筋症から左房拡大を起こし血栓が形成されたと思われる。

動脈血栓塞栓症は閉塞部位により異なるが、主な臨床所見は疼痛、不全麻痺、脈拍欠損、冷感、蒼白である。

死亡率の高い疾患であり、患肢が2肢以上、低体温の症例で死亡率は高くなる。

以前は血栓溶解療法が行われていたが治療後の虚血再灌流障害が報告されており、あまり実施されなくなっている。

現在、なるべく早期の抗血栓療法が推奨されているが依然として予後は不良と言われています。

獣医師 山田

淀川中央動物病院

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