症例詳細

右卵巣性索間質腫瘍

種 類 柴犬
年 齢 9歳3ヶ月
診療科目 外科  腫瘍科 
症 状 腹囲膨満、軟便、多飲多尿を主訴に来院。
症例の概要

未避妊の子に起こる病気としては子宮蓄膿症が有名ですが稀に卵巣の腫瘍も見られます。
巨大化した右卵巣腫瘍を摘出した症例です。

検査結果

血液検査にて著変なし。

レントゲンおよびエコー検査にて腹腔内に巨大な腫瘤を認めた。

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腫瘤がどの臓器由来か精査するためCT検査を実施。

CT検査の結果、右卵巣由来と診断した。

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治療方法

開腹手術を実施した。

右卵巣由来の巨大な腫瘤を確認した。

腫瘤を左の卵巣および子宮と共に摘出した。

腫瘤は被膜に包まれており癒着は見られなかった。

摘出した腫瘤、左の卵巣および子宮は病理検査を外注した。

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術後の経過

術後、静脈点滴、抗生剤を使用した。

術後翌日に一度嘔吐したがそれ以降は経過良好。

元気、食欲は問題なく回復し、第5病日に無事退院した。

病理検査の結果は右卵巣性索間質腫瘍と診断された。

脈管浸潤もなく、被膜に包まれたまま完全切除されていた。

しかし悪性度は中程度の腫瘍であり今後リンパ節への転移は要注意である。

症例について

未避妊の子に起こる病気としては子宮蓄膿症が有名ですが、本症例のように卵巣が腫瘍化することもあります。

今回、完全切除されていますが悪性腫瘍であるためリンパ節への転移がないか定期的な診察が必要となります。

また、転移した際は抗がん剤治療等も検討しなければななりません。

子どもを作る予定がなければ若い時期に避妊手術を行い病気を予防することが大切です。

早期発見、早期治療のために画像検査を含めた健康診断も重要です。

獣医師 山田

淀川中央動物病院

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