右前肢橈尺骨骨折
種 類 | イタリアングレイハウンド |
---|---|
年 齢 | 1歳11か月 |
診療科目 | 外科 |
症 状 | 今朝、50㎝ほどの段差を勢いよく降りたときから右前肢を完全挙上 |
- 症例の概要
-
右前肢橈尺骨骨折をした若齢のイタリアングレイハウンドに対して、ロッキングコンプレッションプレートにて骨折を整復し、現在は経過観察中である。
検査結果
単純Xray検査にて、右前肢橈尺骨骨折と診断
治療方法
同日にロッキングコンプレッションプレートによる橈骨整復を実施。
術後は患肢をロバートジョーンズ包帯法により固定。
内服として、抗生剤とNSAIDsを使用。
術後の経過
現在は術後約一週間が経過しているが、橈骨の骨折ラインはやや薄れている。患部周囲の軟部組織が腫脹しているため、原因として可能性の高い遊離尺骨に関しては、橈骨とともに癒合していくのか単純Xray検査やCRP測定等により引き続き経過観察とする。術後2ヶ月以降でボルトの抜去を行い、適切な時期での骨への負重を増大させる予定としている。
獣医師 木村