症例詳細

僧帽弁閉鎖不全症の治療中に二度目の肺水腫を起こした症例

種 類 マルチーズ
年 齢 12歳6ヵ月
診療科目 内科  循環器科 
症 状 7月末に呼吸困難を呈し僧帽弁閉鎖不全症からの肺水腫と診断した症例。
集中治療によって幸いにも退院し内科管理をしていたが、11月に再び肺水腫に陥り加療した。
症例の概要

7月から肺水腫から離脱していたが僧帽弁閉鎖不全症症例が再度の肺水腫を起こし加療中である。

検査結果

スクリーンショット 2019-11-14 10.05.12

右が加療前、左が加療後の胸部レントゲン写真の比較。

全域にわたる肺野不透過性亢進が改善していることが分かる。

治療方法

来院直後から利尿薬を静脈注射にて複数回投与したが呼吸回数は改善しなかった。そこから更に血管拡張薬、ドブタミン、利尿薬の持続投与を順次開始し、100回/分だった呼吸数が当日夜には60-70回/分まで改善した。

術後の経過

腎数値の軽度上昇が認められたために徐々に利尿薬等の持続投与から離脱し、最終的にはICUの酸素濃度を下げて退院予定である。

症例について

僧帽弁閉鎖不全症は内科治療において弁機能が回復することは無く、あくまで対症療法ということを念頭に置かねばならない。つまり、臨床症状をどんなに良好に管理できていても、突如更なる機能低下が起きて急性心不全症状が出る可能性はゼロにはできない。

病気の診断時にその事実を十分インフォームしオーナー様と理解を共有することが状態悪化時の速やかな来院、治療につながる。

獣医師 木村

淀川中央動物病院

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