症例詳細

会陰尿道造瘻術 包皮法

種 類 スコティッシュ(猫)
年 齢 5歳
診療科目 外科 
症 状 結石による尿閉塞を起こしており解除するも再度閉塞を起こした猫ちゃんです
結石分析の結果は「シュウ酸カルシウム98%」、溶けない石であることが分かりました。
膀胱内には1cmほどのトゲトゲしい結石が存在し、また肛門の手術を過去他院にて行っており
肛門と尿道の間の距離が非常に狭く、通常の会陰尿道造瘻術では便の汚染が懸念される状態でした。

治療方法

アプローチとして本猫の肛門と包皮の間が極めて狭かったため、皮膚の横切開を行い縦縫合によりその距離の延長に配慮した。

今回は通常の尿道を切開して皮膚と縫合するWilson法ではなく、包皮粘膜を使用した包皮尿道瘻設置術を行った。

術後の経過

4日間尿カテーテルを設置し術部の尿汚染を回避。

抜カテーテル後も自然排尿は良好になされ皮下への尿漏れ出しも認められなかった。

包皮尿道瘻のメリットとしては、wilson法の場合、粘膜と皮膚とを癒着させるため毛の管理を定期的に行う必要がありますが、包皮尿道瘻は開通した尿道が包皮に包まれているため基本的にメンテナンスの必要がない事です。乾燥しにくく粘膜への刺激も軽微です。

デメリットとしては尿道と包皮の縫合部位が皮下に存在するため、万が一尿の漏れ出しが発生した時、皮下に尿が貯留し重度に炎症が起こるという点があげられます。

 

獣医師 菅木

淀川中央動物病院

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