症例詳細

上室性頻拍

種 類 猫(スコMIX)
年 齢 不明
診療科目 循環器科 
症 状 症状は特になし。健康診断にて不整脈が聴診されたため、後日心臓の詳細検査を行うことにしました。

検査結果

聴診:心拍不整(正常なリズムに混じり、正常より早いタイミングで心拍が聞こえる)

血圧:155/87(109)mmHg

心電図:上室期外収縮、上室頻拍、一度だけ心室期外収縮?

レントゲン検査:NP

心臓超音波検査:明らかな心疾患は認めず。軽度TRあり。

血液検査:甲状腺、腎数値、血糖値 異常なし

     猫SAA:NP  トロポニン:0.314ng/ml(高値) NT-proBNP:109(上昇)

治療方法

自然のペースメーカーとなる洞結節が正常に機能して電気信号を送り、心臓が規則的に動いている状態を正常洞調律といいます。この規則的なリズムを外れ、心房の洞結節以外の部位から電気信号が高い頻度で繰り返し発生し、頻拍となる状態を上室性頻拍といいます。

さらに発作性上室性頻拍という病態があり、これは異常な電気刺激が心房または心房と心室の接合部より発生し、これが複数の経路を伝わって旋回するものになります。健康であっても興奮やストレスをきっかけに起こることもあり、失神やふらつきを示すことがあります。

また、期外収縮は最も多くみられる不整脈で、その約8割は無症状です。しかし症状がみられる場合は抗不整脈薬が必要になる場合があります。

術後の経過

本症例は無症状で明らかな心疾患もないため、投薬等は不要です。現在進行形の炎症はなさそうですが、心筋が障害を受けているため、今後も不整脈が続くと考えられます。しかし興奮やストレスにより頻脈がひどくなると元気低下や失神の恐れがあるため注意が必要です。

淀川中央動物病院

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