症例詳細

去勢手術について

診療科目 リハビリ・予防医療科  外科 
症例の概要

去勢手術について紹介します。

症例について

犬・猫ちゃんの去勢手術について紹介します。

ワンちゃん・ネコちゃんを飼われている方なら一度は考える手術ではないでしょうか??そしてまた、疑問や不安な部分がたくさんあるのではないでしょうか??

そこで、オーナー様からよく質問される項目なども取り入れながら紹介していきたいと思います。

 

Q:生後どのくらいで手術可能ですか?

A:雄犬・雄猫の性成熟は犬では6~12ヵ月、猫では9ヵ月と言われています。手術時期は性成熟期前の生後4~6ヵ月齢が適期となります。

しかし、成長具合や体重など身体検査を行いながら、時期を決定していきます。 当院では6ヶ月齢を目安に考えています。

 

Q:予防できる病気は?

A:犬・猫の場合:睾丸腫瘍、セルトリ細胞腫、肛門周囲腺腫、精巣上体腫瘍、前立腺腫大、伝染性生殖器腫瘍など

 

Q:手術が身体に与える影響は?

①肥満になる?

A:手術後も以前と同じ食事を続けた場合は肥満になることが分かっています。これは、性腺の摘出によるホルモンの変化によって必要なカロリーが15~25%減少するからです。肥満を防ぐためには食事のコントロールし、摂取カロリーを減らす必要があります。特に雄の場合はテリトリー意識が弱くなり運動量が減少するため、肥満の原因になると考えられています。また、6~10か月齢の動物は成長が落ち着き必要なカロリーも減少する時期なので去勢時期と重なり、いっそう肥満になる傾向があります。

②成長に影響ある?

A:かつては性成熟以前に手術をすると成長を妨げると言われていましたが、今日では骨格の成長や体重の増加にほとんど影響を与えないとわかっています。

③性格や行動に与える影響は?

A:基本的に生まれ持った性格は変わりません。

犬の場合:性ホルモンに影響を受けている行動には優位性攻撃行動や尿マーキング、放浪、マウンティング等です。 これらの問題行動は去勢手術によって減少します。しかし、これらの問題行動がある期間続いている場合は大脳によって学習されているため、去勢手術のみでは消失しないこともありますが、減少は期待できます。

猫の場合:攻撃行動、尿スプレー、放浪が去勢手術によって明らかに減少します。7週齢、7ヵ月齢で手術を受けた猫では、手術を受けていない猫よりも友好的で猫同士の攻撃行動は少ないという報告もあります。

 

犬と猫で去勢手術の術式はさほど変わりませんが、大きな違いは

①切皮する場所。

左の写真が犬です。犬は陰嚢と陰茎の間の皮膚を切開します。右の写真が猫です。犬と比べて陰嚢と陰茎の間にスペースがないのが分かると思います。なので、猫は陰嚢上を切皮します。一か所切開する方法(中心線)と左右2カ所を切開する方法がありますが、当院では2か所の切開方法を用いております。

②縫合の有無。

犬は3~4糸の縫合を行いますが、猫は縫合を必要としません。猫の場合は経過が順調であれば通常1週間以内には傷口は閉鎖します。

手術後は抗生剤をしっかりと飲んでもらい、犬の場合は傷口のチェックを行います。

 

今回はオーナー様から多く質問される内容を中心に紹介させて頂きました。

去勢手術に対する疑問や不安を解消することができたでしょうか??

今度は避妊手術についても紹介させて頂きます。

淀川中央動物病院

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