症例詳細

難産と帝王切開

種 類 トイ・プードル
年 齢 3歳
診療科目 外科 
症例の概要

難産とは人為的に解除しなければ分娩が困難あるいは不可能な状態をいいます。
犬における難産の発生率は約5%といわれていますが、ブルドッグ、パグ、ボストンテリアなどの広頭種、およびチワワ、トイプードルなどの小型犬で産子数の少ない神経質な犬種で発生が多いといわれています。

治療は閉塞の有無や、胎子の健康状態によって選択されます。閉塞や深刻な胎子の衰弱がある場合には一刻も早く帝王切開を行います。
閉塞がなく、母体が健康で胎子もストレスを受けていない場合には内科的処置を行います。

症例について

正常に出産するための子犬の体重の上限は母親の4〜5%と考えられています。胎子の過大は初産犬で胎子数が著しく少ない時(1〜2頭)に多くみられ、難産の原因となります。

犬の胎子の標準心拍数は170〜230回/分です。正常の胎子は分娩近くになると極めて活発に運動するといわれています。胎子の運動や心拍数はストレスや低酸素症によって低下するとされています。また、犬の胎子では心拍数が正常よりも低下した場合、胎子は直ちに分娩されないと出生時生存率は低下します。

 

今回の症例では初産で胎子は1頭のみであり、破水が認められてから3時間以上経過しても分娩の兆候がみられず、超音波エコーで胎子の心拍を確認したところ正常よりも低下していたため緊急的に帝王切開を行いました。

 

帝王切開は無事に終わり、子犬・母犬ともに元気にしています。

術後、母犬が麻酔から醒めてすぐの状態では、乳汁分泌が少なかったり、子犬の世話をする様子がなかったので心配していましたが、その後、お乳もしっかり出るようになり、子犬の世話もして、すっかりお母さん犬になりました。子犬さんもすくすく成長しています。

 

淀川中央動物病院 梶

 

 

 

淀川中央動物病院

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