症例詳細

誤食疑い

種 類
診療科目 内科 
症 状 刺繍の糸を食べてしまったかもしれないとのことで来院されました。なんでも食べてしまう癖があり、もしかしたら落ちているボタンなども食べてしまったかも・・・。
自宅ではえづきと嘔吐がみられ吐物の性状は胃液と思われる白い泡状のもので、食欲低下や元気消失などは無いとのことでした。
自宅ではご飯の変更や、薬物投与歴ないとのことです。

検査結果

嘔吐の主な原因として食事性の問題や薬物(中毒)、胃、小腸、大腸の疾患、内分泌疾患、神経系の問題などがあり、問診、身体検査、吐物の性状などが非常に重要になってきます。身体検査では脱水や腹部触診、口腔内(舌裏)、レントゲン検査では明らかな異常は確認できませんでした。

エコー検査では、明らかなコルゲートサインは見られず、蠕動運動が弱いことが確認できました。

検査預かり中はえづき、嘔吐症状は落ち着いており、皮下点滴で反応を見ることにしました。翌日の再診では、やはりえづきがあるとのことで、バリウム検査を行いました。

バリウム検査では、幽門から少量のバリウムしか流れず、6時間経過しても胃内のバリウム貯留像が確認できました。小腸内のバリウムの流れが遅く蠕動運動が低下しているのが明らかでした。オーナー様と相談しその日は入院し経過を見させてもらうことにしました。入院中はえづき・嘔吐は一度もなく、朝一のレントゲンでは幽門部にバリウムが残り流れていませんでした。異物での不完全閉塞を疑い、オーナーと相談し内視鏡検査で直接腹腔内を確認することになりました。

内視鏡検査では胃内・幽門部・噴門部・十二指腸・小腸内には異物は確認できませんでした。

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治療方法

内視鏡検査の結果、異物はなく、胃腸炎による消化管運動の低下が起きているため入院し静脈点滴を行いました。今回は、オーナー様の早い判断で急性嘔吐で一過性の嘔吐と判断しました。入院中は少量のフードを食べても嘔吐なく、便にも異物は見当たりませんでした。今回の症例では、異物疑いで検査を行いましたが、エコー、内視鏡検査で異物の可能性は低いと判断しました。一過性の胃腸炎と判断し静脈点滴を開始しました。入院中はえづき・嘔吐一度もなく、退院時のエコーではしっかり蠕動運動を確認できました。

 

高野

 

 

淀川中央動物病院

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