症例詳細

蛋白喪失性腸症

種 類 ミニチュアピンシャー
年 齢 11歳3ヶ月
診療科目 内科 
症 状 下痢嘔吐症状から始まり、一旦改善を見るも咳が出始め、検査したところ胸水と腹水貯留が認められた。その時点での血清総蛋白濃度は3.4g/dl、アルブミン濃度は1.2g/dlで突然死も有り得る極めて危険なラインまで低下していた。
症例の概要

蛋白漏出性腸症の症例に対し、プレドニゾロンとシクロスポリンの加療によって良好な管理が得られている。

検査結果

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内視鏡検査では浮腫を起こし脆弱化した小腸粘膜を認めた。超音波検査では小腸粘膜層に線状エコーを認めた。また、各種検査により、腸以外の蛋白漏出の可能性を除外した。

内視鏡検査では「軽度のリンパ球形質細胞性腸炎」であり、決め手に欠ける結果であった。

治療方法

緊急的にプレドニゾロンを使用し、反応が認められたためにその後も継続して内服した。

血清アルブミン濃度が正常化した段階で漸減を始めたが、3回に1回の時点で濃度低下が現れたために

その時点でシクロスポリンの併用を開始した。

現在はシクロスポリンの内服も漸減しつつ良好な経過を辿っている。

症例について

本症例では、内視鏡検査で確定診断を下せなかったが超音波検査の線状エコー像から「腸リンパ管拡張症」の仮診断の基に治療をしている。現在のところは良好な経過を辿っているが、発症時点の血清アルブミン値は極めて低く、いつ血栓塞栓症等で急変してもおかしくない危険な状態であった。

積極的な検査と治療が要求される疾患の一つである。

獣医師 木村

淀川中央動物病院

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