症例詳細

膀胱粘膜に発生した良性平滑筋腫

種 類
年 齢 5歳
診療科目 腫瘍科 
症 状 正常な黄色透明尿を排尿した後に出血が認められるとの主訴で来院され、検査にて尿中にストラバイト結晶、膀胱内に構造物を認めた症例。

検査結果

879-1膀胱mass(改)膀胱mass

 

 

 

 

 

 

 

尿検査にてPH8、ストラバイト結晶、エコー検査にて膀胱内に内部が低エコーの構造物を認めた(画像参照)。膀胱粘膜との連続性は確認できず。

 

 

治療方法

2週間ほど食事療法と抗生剤治療を行ったが、ストラバイト結晶は消失したものの、細菌性膀胱炎を併発、出血も依然認められていた。治療開始から3週間で前述症状に加え、膀胱内の構造物がやや拡大傾向にあったため試験的開腹、膀胱切開を実施。膀胱を切開すると粘膜と連続性のある境界は比較的明瞭な腫瘤を確認。マージンを十分に確保し切除し、定法に従い膀胱切開部を縫合、閉腹した。

術後の経過

摘出した膀胱内腫瘤について病理組織学的検査を実施したところ、良性平滑筋腫と診断された。膀胱の平滑筋由来の腫瘍は比較的稀とされており、犬では他の動物よりやや発生が多いとされている。通常、良性腫瘍である平滑筋腫は切除によって治癒する。本症例は1週間弱の入院期間を経て退院。現在、退院から1週間で尿性状、排尿状況に問題はなく、良好に経過している。今後は、食事療法と再発のモニタリングを継続していく。

獣医師 高野儀之

淀川中央動物病院

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