症例詳細

犬の皮下に認められた脂肪腫

診療科目 外科 
症 状 身体(左の腰、右の脇)にできもの(しこり)があるとのことでした。
ここ数年は大きさが変わらなかったが、ここ1ヵ月で大きくなった気がするとのこと。
本人は全く気にしている様子はなく、触ると❝ぷにぷに❞❝コリコリ❞するとのお話でした。
症例の概要

皮膚の下にしこりがある…少しずつ大きくなっている気がする…愛犬、愛猫さんにこんな症状はありませんか?今回はそんな症状を呈し来院されたワンちゃんの1症例についてお話します。

検査結果

ワンちゃんが少しでも痛くないように表面麻酔をかけて、上記箇所について細い針で生検を実施しました。

生検した針内の組織をスライドガラスに吹き付けて、乾燥し、特殊な液で染色しました。

その後、院内の顕微鏡にて、生検した組織を構成する細胞を鏡検しました。

結果、細胞は認められず、脂肪組織のみ、脂肪腫と診断しました。

治療方法

オーナー様に上記結果をお話しし、今後も大きくなっていく可能性があることから、全身麻酔下で外科切除することになりました。

また、左腰のしこりは、触診において、下の筋肉組織と連続性があるように思われたことから、筋肉を傷つけないようできる限り切除させていただく方向でお話しさせていただきました。

幸い、左腰部の脂肪腫も筋肉組織と連続性はなく、右脇部の脂肪腫とともにきれいに取り除くことができました。

術後の経過

現在、術後1か月が経過しますが、再発もなく元気に過ごしてくれています。

良く遭遇する症例ですが、オーナー様にとってはなかなか相談しにくい症状なのか、こんなに早く検査ができて、切除できるものならもっと早く相談すればよかった、検査してもらえばよかったとお話を頂戴することもしばしば。

今回認められた脂肪腫は、脂肪組織由来の良性腫瘍で、老齢犬に多く、皮下での発生が多いとされています。

また、皮下脂肪腫の亜型として筋肉内脂肪腫があり、大腿部に発生し、跛行を呈するような症例も存在します。

もちろん、まったくの別物で悪性の腫瘍であることも考えて検査は進めなければいけません。

なにはともあれ、検査をしてみなければそのしこりがどのようなできもので、どのような処置が必要なのかすらわかりません。

まずはどんな些細なことでも構いません、お気軽にご相談ください。

淀川中央動物病院 高野儀之

淀川中央動物病院

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