症例詳細

胆嚢破裂

種 類
年 齢 10歳
診療科目 内科  外科 
症 状 昨夜1回の嘔吐があり、元気食欲低下が主訴で来院されました。
症例の概要

胆嚢破裂は穿通と穿孔があり、穿通は胆汁の漏出がないため早期発見が困難な場合が多いと考えます。

検査結果

来院時の血液検査では軽度Bil値の上昇はあるものの、腹部エコー、尿検査でも異常は確認できませんでした。入院下で内科治療を行い、嘔吐もなく一時退院しました。

再診時、Bil値の上昇と、エコーで腹膜炎所見と腹水を確認することができました。

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治療方法

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 腹水検査では胆汁と判断し、すぐに開腹手術となりました。
胆嚢は方形葉と内側右葉に挟まれて存在しています。今回症例では写真のように、胆嚢破裂を確認することができました。

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 胆嚢破裂は、穿孔と穿通があり、穿通とは穿孔部位を他の臓器が覆う、あるいは胆嚢胆管の完全閉塞によって胆汁の漏出が無いものをいいます。
数週間のほぼ無症状、Bil値は基準値~軽度の上昇、ときに上昇と言われています。

今回の症例では、経過を追ってみても穿通だったと思われます。
穿通は穿孔と違い、胆汁の漏出がないため早期発見が困難な場合が多いと考えます。胆汁漏出していても検査では問題ない結果が出ることが少なくありません。本症例も、エコーで腹水を確認するまで日数を要しました。
開腹すると胆汁色に染まった脂肪が見え、方形葉と内側右葉に挟まれた破裂している胆嚢を確認し、摘出しました。

胆嚢摘出の予後は、病態によって大きく異なり、回復は肝胆道系障害程度に左右されます。早期手術がより良い良好な治癒につながります。米国でのインフォームされる死亡率は犬で20-30%と言われていますが、早期診断により良好な結果が得られています。

 

獣医師 高野千秋

淀川中央動物病院

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