症例詳細

胆嚢切除

種 類 チワワ
年 齢 8歳
診療科目 内科  外科 
症 状 昨日から食欲全くなく、散歩もいかない。草を食べようとする。少し嘔吐したかもしれない
とのことで来院されました。
よく生ごみや散歩中に拾い食いなど誤食癖があるとの情報もありました。(先週は生ごみをあさっていた)
症例の概要

今回の症例は、誤食癖がある事、生ごみをあさっていることが背景にあり、エコー検査では胆嚢拡張がある事、いろいろな状況が重なっていたことから、診断に至るまで少し悩みましたが、点滴を流しているにも関わらずBil上昇があったこと

検査結果

血液検査、レントゲン検査、エコー検査を行いました。

血液検査では白血球の上昇、肝酵素値の上昇と黄疸(Tbil 3.6)、CRP>7.0、 

エコー検査では、上部消化管内の液体貯留+++、胆嚢拡張++、胆管拡張-、腹水-

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検査の結果から、胆嚢疾患、生ごみあさりからの中毒、誤食による閉塞などが考えられました。

治療方法

入院管理にて、抗生剤の投与、静脈点滴を行いました。

翌日の血液検査では白血球やや減少、Bil5.0(↑) が認められ、胆嚢の拡張が強く見られました。胆嚢疾患を疑い開腹していくことになりました。ただ、異物の可能性も除外できない為内視鏡検査で異物が無いか確認を行いました。

術後の経過

内視鏡検査では異物は無く、開腹し胆嚢を精査することにしました。エコー検査で確認できた通り胆嚢拡張が著しく、周囲の炎症と体網の癒着が見られました。この時点で胆嚢粘液嚢腫からの胆汁漏れ出し(胆嚢破裂)があったと判断しました。胆管はエコーで確認したよりも拡張しているように見えました。

胆管頸部で結紮し、胆嚢切除行いました。十二指腸への疎通は確認できました。

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術後1日目Bil2.8 2日目Bil0.8 と黄疸数値は下がり、細菌培養検査結果に基づき抗生剤投与を行いました。  

本人も日に日に元気になり、消化器サポート(低脂肪)もしっかり食べてくれました。

 

症例について

今回の症例は、誤食癖がある事、生ごみをあさっていることが背景にあり、エコー検査では胆嚢拡張がある事、いろいろな状況が重なっていたことから、診断に至るまで少し悩みましたが、点滴を流しているにも関わらずBil上昇があったことから、胆管閉塞あるいは胆嚢や胆管からの胆汁の漏出の可能性が多くなり、開腹になりました。

 

胆嚢疾患において、画像検査は有用ですが胆嚢の中身は実際にみないと胆泥なのか粘液嚢腫なのか判断することは難しいと言われています。しかし、胆泥、胆石や粘液嚢腫であっても定期的な健康診断をしっかり行い、胆嚢がどのような状況で今後どのような事が起こる可能性があるのか、知っておくことが大切です。

淀川中央動物病院

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