症例詳細

胃腸炎

診療科目 内科 
症例の概要

胃腸炎により嘔吐と下痢が続いている場合は、様々な原因が考えられ、早期の原因追究が求められます。

症例について

 先日、「昨日からずっと吐いて下痢をする」という症状でわんちゃんが来院されました。さっそく診察室に入ると、診察台の上でじっとうずくまり、体温もやや低めで、とても調子が悪そうです。 

なんで急に、吐いて下痢するという症状が出てきたんでしょうか?

症状が一過性でなくひっきりなしに続くというのは、明らかに問題です。早く原因を見つけ、何とかしてあげたいところです。

吐いたり下痢をしたりという症状は、わんちゃんによく見られる症状です。一回吐いたり下痢をしたりする程度なら、様子を見てもらっても構わないのですが、症状が続くと、体の中から水分やイオンなどがなくなってしまい、ますます体調が悪くなってしまいます。容体が急に悪化し緊急に処置が必要になることもありますので、心配なときは早めに病院に連れて行くことをお勧めします。 

吐き気や下痢が続くわんちゃんを診るときに、まず最初に考えることは、

何か変なものを食べたりしていないか?

おもちゃや家の中に落ちているものなど、食べ物と違うもの(異物)を口にしてお腹に詰まってしまう場合もありますし、わんちゃんが食べると毒になってしまうものもたくさんあります。普段から、わんちゃんの口の届くところに、飲み込んでしまいそうなものを置かないことが大事ですし、吐き気が続くときは、何か食べたものに心当たりがないか思い返してみましょう。

飼い主さんがくれる情報に獣医はとても助けられますし、それで早く解決に向かうことも多いのです。

吐き気や下痢が続くわんちゃんのお腹の中はどうなっているのでしょうか。症状が続く場合、獣医師の五感総動員した身体検査、内臓の状況把握として血液検査や画像検査(レントゲン、エコー)、それでも原因が確定されない時、次に実施する検査としては、

・バリウム検査

・内視鏡検査

などを考慮します。いずれも全部ではないですが、消化管の中がどうなっているのかをある程度見ることができる検査です。

冒頭のわんちゃんは、症状がかなりひどく、異物の疑いも拭いきれず、相談のすえ内視鏡検査を実施しました。

内視鏡検査の写真です。異物は幸いなかったのですが、胃と十二指腸の壁がかなり荒れており、出血もしていました。入院にて点滴と抗菌徹底、胃腸粘膜保護の治療を続けた結果、順調に回復し退院することができました。

胃腸の壁が荒れる原因としては、食物性、アレルギー、膵炎の波及など、様々な原因があげられます。

わんちゃんは元気になって一安心ですが、これからもしばらくは慎重に経過を見ていくことが必要でしょう。このように、吐き気や下痢も、強い症状が続くと迅速な治療が必要な場合があります。普段からペットちゃんの様子をよく見ていてあげましょう。

淀川中央動物病院

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