症例詳細

精巣腫瘍について

種 類 犬 
年 齢 14歳
診療科目 外科 
症 状 最近精巣の大きさに違うことに気づいた、で来院されました。
症例の概要

精巣の大きさが違うという事で来院しました。今回は精巣腫瘍についてです。

治療方法

精巣腫瘍は犬の前腫瘍の4%雄性生殖器腫瘍の90%を占めます。猫では精巣腫瘍の発生は稀でほとんど見られません。

平均9歳以上の老犬でみられることが多いです。

精巣腫瘍は老犬では陰嚢内でも腫瘍が発生しますが、通常は潜在精巣に合併していることが多いです。

1、セルトリ細胞腫

潜在精巣と関連して発症している事が多いですが、陰嚢内での発生率も高いです。精巣腫瘍の中で一番大きくなります。エストロジェンを産生するため、皮膚の色素沈着、痒み、脱毛、雌性化乳房など全身症状を示します。10%で鼠径、腸骨、腰部リンパ節に転移します。

2、セミノーマ(精上皮腫)

50~70%が潜在精巣で発生します。通常は片側性で充実性です。前立腺症状を示すこともありますが全身症状は稀です。転移率は5%前後と言われています。

3、ライディッヒ細胞腫(間質細胞腫)

ほとんど潜在精巣と関連し、両側性に発症することが多いです。腫瘍の大きさも小さいです。会陰ヘルニアや肛門周囲腺腫の発生率が高くなります。通常は全身症状を伴わず転移率は0.6%とほとんど見られません。

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陰嚢ごと切除し、閉鎖式で去勢手術を行いました。現在は、病理検査結果を待っているところです。高齢になってからの去勢手術ではなく、早期の去勢手術をお勧めします。

 

淀川中央動物病院  高野千秋 

 

淀川中央動物病院

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