症例詳細

睫毛の疾患について

診療科目 眼科 
症例の概要

今回は睫毛の疾患についてお話したいと思います。

睫毛は正常だとマイボーム腺の開口部よりも外向きに生えているものですが、一部の睫毛が内側を向いていたり、異常なところから生えたりすると問題が生じることがあります。

症例について

今回は睫毛の疾患についてお話したいと思います。

睫毛は正常だとマイボーム腺の開口部よりも外向きに生えているものですが、一部の睫毛が内側を向いていたり、異常なところから生えたりすると問題が生じることがあります。特に犬において睫毛の疾患がよく認められます。その異常な睫毛が結膜や角膜を刺激することで涙の量が多くなったり、炎症や、角膜に色素が沈着する原因になったり、角膜潰瘍の原因になったりします。睫毛の疾患は睫毛重生、睫毛乱生、異所性睫毛の3種類があります。これらの原因は犬種の関連や家族性などの遺伝性が原因であったり、眼瞼の内反症が原因であったりします。

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睫毛重生とは、マイボーム腺から睫毛が生えている状態で、眼瞼縁にもう一列の睫毛が存在する状態です。発生上の問題と考えられていますが、マイボーム腺への慢性的な炎症性刺激によっても起きると考えられており成犬になってから発生することがあります。アメリカン・コッカー・スパニエル、ペキニーズ、トイプードルなど様々な犬種で認められています。

睫毛乱生とは、正常な位置から睫毛が生えているが生える向きが異常で角膜に向いている状態です。

異所性睫毛とは、マイボーム腺から発生した睫毛が眼瞼結膜を貫通して角膜を刺激している状態であるその問題となる睫毛は短く硬く、上眼瞼に多く、通常は1~2本程度で認められ、多数の異所性睫毛が認められることは少ないのが特徴です。短く硬いので眼瞼痙攣や様々な程度の限局した潰瘍性角膜炎が特徴として認められます。

治療法には異常な睫毛を定期的に抜くこと方法と電気脱毛法や凍結脱毛法、外科的切除のような永久的な治療法があります。

また睫毛以外の問題として鼻皺襞の被毛や涙丘の毛が角膜や結膜を刺激していることもあるので注意が必要です。

 

淀川中央動物病院 山下

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