症例詳細

異物(縫い針)の誤食

種 類 雑種(チワワ×ミニチュアダックス)
年 齢 13歳
診療科目 内科 
症 状 3日前から食欲がない。3日前に棒状のものをくわえていて、見たらなくなっていた。その頃から元気もない。
症例の概要

犬での誤食は非常に来院件数の多い疾患の一つです。
今回は左頸部の腫脹から、咽喉頭部の疾患を疑い検査したところ、異物が見つかりました。

検査結果

触診にて左頸部の軟部組織(筋肉や皮下組織)が腫れていました。

レントゲン検査を実施したところ、頸部にレントゲンにレントゲン不透過性の異物を認めました。

before1 before2

 

その他、腹部レントゲン検査では明らかな異常は認められませんでした。

治療方法

口腔内の精査と異物除去を目的に麻酔処置へ。

幸い、咽頭部に異物の先端が確認できたため、鉗子にて除去。

縫い針の先に糸が繋がっていました。

IMG_1357 舌を押し下げて、その奥を確認したところ、異物の頭を確認

 

IMG_1362 ゆっくりと除去すると、糸のついた縫い針でした

術後の経過

異物除去後、レントゲン不透過性物は消失。

after1 after2

 

処置の翌日から食欲の改善が認められ、4日後の検診にて、左頸部の軟部組織の腫れも消失していました。

また初診時に高い値を示していたCRP値も正常範囲近くまで下がってきました。

症例について

犬の異物の誤食での来院は非常に多く見られます。

多くの場合は嘔吐や下痢などの症状を示すことが多いですが、今回のように元気食欲の消失といった、どの病気でもありうる症状を示すこともあります。

今回は幸い、レントゲンにくっきり映る異物のため確定が容易であり、また目視にて異物が見つかり除去できました。

異物の種類や部位によっては、内視鏡での除去や開腹して胃腸の切開が必要な場合もあります。

どの場合でもわんちゃんにとって負担がかかりますので、くれぐれも、

【興味をもたせない、口に入れない、飲み込ませない】

状況を飼い主さんでしっかりと整えてください。

 

淀川中央動物病院 獣医師 本田

淀川中央動物病院

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