症例詳細

甲状腺機能低下症

年 齢 中年齢(2~6歳齢)での発症が多い
診療科目 内科 
症 状 最も典型的な症状は代謝低下に伴うものであり、活動性低下、低体温、無気力、体重増加などです。
その他にも、皮膚症状(脱毛、被毛の光沢消失、易感染性、角化異常症、など)、特にラットテイルとよばれる尾の特徴的な脱毛が認められることがあります。
血液検査から得られる異常としては高コレステロール血症や高トリグルセリド血症、ALPの上昇、非再生性貧血などがあります。
症例の概要

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌不足によって発現します。甲状腺ホルモンは生体のさまざまな臓器に作用することから、ホルモンの血中濃度の低下によって起こる症状は多岐にわたります。

検査結果

臨床症状や血液検査の結果をもとに、甲状腺機能低下症が疑われる場合には、血液中の甲状腺ホルモン値を測定し診断します。

治療方法

甲状腺ホルモン製剤を使用します。

治療中も血中の甲状腺ホルモン値をモニターしながら、投与量を調整します。

症例について

前肢の骨折で来院し、治療中の4歳齢トイプードルさん。大きくなってから、現在の飼い主さんに引き取られたとのことで、昔からの性格なのかはわかりませんが、とてもおとなしく、治療中もおりこうにしてくれていました。

血液検査においては血中コレステロール値、トリグリセリド値の上昇、非再生性貧血が認められました。

これらの血液の異常の原因を調べるため、甲状腺ホルモンを測定すると基準値を大きく下回る結果が出ました。

この結果とその他の臨床兆候と合わせて甲状腺機能低下症と診断し、甲状腺ホルモン製剤の投与を開始することになりました。

 

治療によく反応し甲状腺ホルモン値は正常値となりました。それに併せて活動性の増加、貧血の改善、コレステロール値の正常化が認められました。

 

現在は、甲状腺ホルモンの投薬を行いながら骨折の治療を行い、良好な経過を得ることができています。

 

淀川中央動物病院

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