症例詳細

猫会陰部尿道瘻形成術

種 類 猫(オス)
年 齢 5歳
診療科目 内科 
症 状 約1カ月前にストラバイト結石による尿閉を呈し、解除処置を受けていた。
その後の治療、食事療法にて改善傾向にあったものの、今回、下記症状にて来院。
食欲、元気がなく、お水もあまり飲まない。
尿は少量、頻回。
一度トイレに入るとなかなか出てこない。
お尻を気にして舐めている。
症例の概要

オス猫に認められた尿閉症例に対して行った会陰部尿道瘻形成術について。

検査結果

腹部触診にて過度に膨満した膀胱触知。

ペニス先端の色は赤紫色に変色。

強めの圧迫排尿においても、ごく少量の排尿が認められる程度。

ペニスにカテーテルを挿入するも、先端から1cmくらいのところから先にカテーテルが入らない。

呼気等からの臭気に問題なし。

血液検査にて腎数値(BUN,Cre)上昇。

 

 

治療方法

閉塞部位まで尿カテーテルを挿入し、生理食塩水にてフラッシュするも栓子は動かず。

尿閉解除できず、予後不良と判断、緊急オペにて会陰部尿道瘻形成術実施。

術後の経過

術後は、シリコンバルーンカテーテルにて排尿管理し、カテーテル抜去後は通常排尿が可能になるまで入院管理。

入院中、抗生剤投与と輸液治療。

退院後は抗生剤を約2ヵ月投薬し、療法食継続、定期的に検診。

 

オペから約4ヵ月、排尿に問題なく、しっかり療法食を食べ続けてくれている当該猫くん。

検診では、いつも元気な顔を見せてくれています。

 

症例について

会陰部尿道瘻形成術は、会陰部に直接尿道を開口させ、十分な自力排尿を可能にさせるための手術であり陰茎部尿道の損傷や閉塞・狭窄などに対して排尿可能な状況を得るために行われる。

基本的には、陰茎の根元部分の尿道を切開し、比較的径の大きい骨盤部尿道を外界に開口させるよう、切開部尿道粘膜皮膚とを直接縫合して外尿道口を形成するものである。

獣医師 高野儀之

淀川中央動物病院

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