症例詳細

猫下部尿路疾患(FLUTD)

診療科目 内科 
症例の概要

FLUTDは猫に多発し、膀胱炎や尿道閉塞など様々な症状を引き起こします。飲水量が減ることによっても起こります。

症例について

まだまだ暑い日が続きますが、ご自宅のネコちゃんはしっかり水分をとっていますか?

 

水をあまり飲まず尿量の減る冬に多いといわれていた猫下部尿路疾患(FLUTD)ですが、今では夏でも冷房の下で涼しく過ごしているため、冬に限らず暑い夏でも発生がみられる疾患です。

FLUTDは、主に尿結石や尿道栓子とよばれる塊が尿道につまることでおこります。

 

一般的には尿に含まれるミネラル成分が過飽和状態、つまりこれ以上溶けることができない状態になって結晶化し、結石になる場合が考えられます。結石にもいくつか種類があり、結晶化しやすい尿のpH(酸性に傾いているかアルカリ性に傾いているか)があります。また、尿路の細菌感染から炎症を起こしてはがれた細胞や細菌そのものの塊によって尿道栓子がつくられる場合もあります。

 

〇尿中の結晶

 

運動せず、水分をあまりとらないでいると尿量も減り、排尿の回数も減少します。すると濃縮された尿が、膀胱の中に長い間貯留されることになります。このため、膀胱内で結晶化しやすい環境が出来上がります。

 

FLUTDの症状としては「ネコちゃんがトイレから出たり入ったりを繰り返しているが、おしっこが出ていない」「ペットシーツにしたおしっこに血が付いている」といったものが特徴です。

また、尿道が閉塞し、膀胱がパンパンに膨らんだ状態が続くと、食餌や水をとらなくなり元気がなくなったり、病状が悪化すると、尿が出ないことで腎臓に影響が及び尿毒症になることもあります。

 

FLUTDの予防として日頃の生活でできることは、水分を十分とり、トイレを毎日清潔に保ってあげることです。水分をとってもらう工夫としては、フードをウェットタイプのものにしてみたり、水飲み場を増やしてあげる、また、自宅のネコちゃんがどのような水が好きか知ることも大切です。水道の蛇口から流れる水が好きなコもいれば、冷たい水が好きなコ、常温の水が好きなコなど様々です。

日頃から体調管理に気をつけて病気を予防していきましょう。

淀川中央動物病院

〒532-0002 大阪市淀川区東三国6-12-6
地下鉄御堂筋線「東三国駅」北口から徒歩10分

年中無休
午前診 9:30~12:30
午後診 16:30~19:30
  • 病院へのアクセス
  • お問い合わせ番号
  • 病院へのアクセス
  • よくある質問
淀川中央動物病院の案内へ