症例詳細

猫の血栓塞栓症

種 類 雑種猫
年 齢 17歳齢
診療科目 循環器科 
症 状 急性の不全麻痺 疼痛による奇声 沈鬱 惰眠、食欲不振 呼吸困難

検査結果

血栓塞栓症は急な後肢の不全麻痺を引き起こすことが多く後肢の異常に飼い主さんが気づいて来院されることが多い疾患です。

血栓が詰まることで患肢に血液が遮断され、筋肉の拘縮が起こり、不全麻痺、壊死を起こします。

猫の場合は心不全による発症が多いため、早期発見し、迅速な治療が必要です。

他には腎動脈や脳動脈で塞栓を起こすこともあり 急性腎不全や痙攣をおこすこともあります。

治療方法

心不全の併発である場合は、心臓のケアをしながら血栓を溶かす治療を行います。

血栓に対する管理としては、血栓溶解剤を用いる方法や、外科的に血栓を除去する方法、バルーンを用いる方法、抗凝固剤を用いる方法などがあります。

血栓溶解剤は高価なので治療費が高額になります。また血栓が溶ける時に合併症を引き起こすこともあります。

その他の治療に関してもメリット・デメリットはあるので、患者さんとの相談により治療を選択していきますが、いずれの場合も血栓ができてからの早期治療が重要になってきます。

 

術後の経過

今回の症例の猫(17歳避妊雌)は、拘束型心筋症により肺水腫、血栓のため片側性の後肢麻痺を起こしていたようです。

積極的な治療により、現在は、後肢麻痺は残るものの、血栓の再発もなく経過は良好です。

今は、血栓再発しないように血栓予防薬を飲みながら心臓のケアをし、定期的に心臓のエコーをみて薬の量を決めています。

血栓の再発なしに少しでも、元気に長生きしてくれればと願わんばかりです。

 

猫の心筋症は初期は症状があまり見られないので早期発見が難しい病気です。

運動不耐性、呼吸異常、呼吸回数の上昇など変化が見られるときは、心臓の検査をうけましょう。

淀川中央動物病院

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