症例詳細

猫の肛門嚢破裂

種 類
年 齢 13歳
診療科目 皮膚科 
症 状 元気食欲消失 お尻を舐める
症例の概要

お尻に違和感があると、犬はお尻を地面にこすりつけて、猫は自分で舐めて穴をあけてしまうことがあります。
病院やトリミングで定期的に肛門腺のチェックをして、破裂を未然に防いでいきましょう。

症例について

犬や猫は、肛門の両脇に一対の「肛門嚢」が開口しており、臭いのある分泌液がここに溜まっています。通常内容物は排便と同時に排出されます。

肛門周囲は常に便などに汚染されており、病気を起こしやすい環境下にあります。この肛門嚢が何らかの原因で炎症を起こし肛門嚢炎になると導管が閉塞し、次第に化膿巣が肛門周囲に拡がっていきます。

肛門周囲には毛包、汗腺、皮脂腺などが分布するのでこれらの組織の表面や深部に化膿巣ができると、潰瘍性の管が多数出来て膿汁を排出するようになります。この状態を肛門周囲瘻孔と呼びます。

 

症例は13歳の日本猫です。

来院当日は朝から元気食欲がなく、ずっとお尻を舐めているとのことでした。排尿もしていないとのことでした。

身体検査を行うと、肛門の左側に大きな穴が開いており、そこから出血・排膿していました。一部の皮膚は壊死してしまっていました。

膀胱はパンパンで、痛みで排尿できていなかったようでした。

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まず周囲を毛刈りし、消毒液で洗浄を行いました。

右側の肛門嚢にも分泌液が溜まっていたため絞り出しました。

抗生剤と痛み止めを処方し、家での舐め防止のためにネッカーを着用してもらいました。さらに3日毎の洗浄をしに来院してもらいました。

 

3日後には壊死していた部分の皮膚が脱落し穴は大きくなりましたが、さらにその3日後には傷は小さくなり、順調に治癒していきました。

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お尻に違和感があると、犬はお尻を地面にこすりつけて、猫は自分で舐めて穴をあけてしまうことがあります。

病院やトリミングで定期的に肛門腺のチェックをして、破裂を未然に防いでいきましょう。

 

淀川中央動物病院 藤木

淀川中央動物病院

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