症例詳細

猫の破歯細胞性吸収病巣

種 類
年 齢 8歳
診療科目 歯科 
症 状 口臭が気になるので、歯石取りをして欲しい。
症例の概要

猫の歯科疾患、破歯細胞性吸収病巣について

検査結果

歯石除去後に、歯頚部に吸収病巣を認めた

治療方法

抜歯(困難な場合は歯冠切除)

超音波スケーラーにて歯槽骨の切削

マイクロエンジンでダイヤモンドバーを用いて歯根分割

エレベーターで歯根を脱臼させ抜歯

ロンジュールで抜歯跡辺縁の鋭利な歯槽骨をトリミング

症例について

破歯細胞性吸収病巣は歯質の進行性吸収が起こります。

破歯細胞は本来、歯の生え変わり時期に乳歯の根元を溶かして抜けやすくするなど、正常な歯の機能の一部です。

この細胞が、暴走して永久歯の歯頚部を溶かしてしまうのがこの病態ですが、詳しいメカニズムや原因は解明されていません。猫のムシ歯とも呼ばれていますが、細菌感染による人間のムシ歯とは原因が異なり、犬にも見られない猫特有の歯科疾患と言っていいでしょう。

 

初期 歯頚部エナメル質、セメント質にわずかな欠損

II期 象牙質に病巣が拡大 肉芽様組織が発達

III期 歯髄に達する

IV期 歯冠が破壊される

V期 歯冠消失、歯肉がその部位を覆う 

歯髄が感染すると炎症が続き、歯尖周囲に病巣ができる。歯肉に発赤、出血が認められる。

 

この猫ちゃんは食欲に変化なく、普通に過ごしていたとのことですが、症状としては食欲低下、流延、口臭、疝痛・不快感からくる片側性の咀嚼などがありえます。痛みからあまり食べなくなり痩せてくることも。

この病変は進行性であり、歯の保存は非常に困難なため、根本的治療は抜歯になります。

普段から、食事の様子など気にかけてみてあげましょう。変わった食べ方をしているときや食事量が減ったなぁというときは、口の病気の可能性があります。

淀川中央動物病院

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