症例詳細

猫の甲状腺機能亢進症

診療科目 内科 
症例の概要

中高齢の猫において、特に多くみられる内分泌疾患として甲状腺機能亢進症があります。

症例について

犬や猫で高齢になるほど発生率が高くなる病気として、心臓疾患・関節疾患・腎臓疾患・腫瘍・内分泌(ホルモン)疾患などがあります。 そして、中高齢の猫において特に多くみられる内分泌疾患としては甲状腺機能亢進症があります。

この甲状腺機能亢進症とは、甲状腺の過形成や腫瘍によって、甲状腺ホルモンの分泌量が過剰になるものです。甲状腺ホルモンはもともと身体の新陳代謝をコントロールする働きをするため、その過剰により必要カロリー量が増大し、症状としては以下に示すようなものがみられることがあります。

・たくさん食べるわりにはやせていく

・呼吸が速い

・飲水量が多い

・おちつきがない

・性格が活発あるいは攻撃的になる

・老齢なのに発情しているようだ

・眼がらんらんとしている

・頻脈

・肝酵素の上昇

診断は血液中の甲状腺ホルモンの濃度を調べることです。治療としては、外科的に腫大している甲状腺の摘出、あるいは甲状腺ホルモンの合成を阻害する薬剤の投与などが行われます。

また、高齢の猫ちゃんでは甲状腺機能亢進症と慢性腎不全を併発していることが時折みられます。甲状腺ホルモンの過剰による腎血流量の増加にともない、慢性腎不全が軽減または潜在化していることがあるため、甲状腺の治療を行っていくと腎不全が顕著に現れてくることがあります。 そのため、あらかじめ慢性腎不全の有無の検討、腎臓のモニタリングが必要になってきます。

 

高齢期のわんちゃん猫ちゃんでは特に、日々の生活での様子の変化に気づいてもらうことに加え、定期的な健康診断をおすすめします。

淀川中央動物病院

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