症例詳細

猫の慢性腎臓病

種 類
年 齢 7歳~
診療科目 内科 
症 状 ・水を飲む量が増える

・おしっこの量が増える

・痩せる、毛並みが悪くなる  など
症例の概要

中高齢の猫で多い慢性腎臓病について。

症例について

腎臓は老廃物を体外に排泄したり、水分・電解質を調節する役割や骨代謝・造血・血圧調節なども担っています。

腎臓の機能が約70%失われてはじめて、腎数値の上昇や臨床症状が現れ始めます。つまり、症状はみられていなくても腎臓病が進行している可能性があるのです。

猫の慢性(3ヵ月~)腎臓病は加齢と共に増加し、高齢猫では最大3頭に1頭がかかっているといわれています。

血液検査、画像検査、尿検査などにより診断していきます。

 

慢性腎臓病により萎縮した腎臓

(同じ猫の左腎臓 左2014年8月 右2015年11月)

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症状

・水を飲む量が増える

・おしっこの量が増える

・痩せる、毛並みが悪くなる

・便秘

・下痢

・嘔吐、食欲不振

など

 

治療

1度障害を受けた腎臓の機能を取り戻すことはできません。そのため対症的治療や進行を遅らせることはある程度可能であっても、完全治癒は望めません。

○脱水への対処

腎機能が低下すると尿を濃縮することができなくなるので、薄い尿を大量にするようになり、飲み水の量が間に合わなければ脱水してしまいます。

その場合は皮下点滴や静脈点滴によって脱水を補正していきます。

○食事療法

腎臓病用の療法食があります。これはタンパク質やリンを制限し腎臓にかかる負担や腎臓病による症状を抑えるために有効です。腎臓病用の療法食を食べていると生存期間が延長するというデータもあります。

○高血圧への対処

慢性腎臓病の猫の約3割に高血圧があると言われており、投薬が必要な場合もあります。

○貧血への対処

腎臓からはエリスロポエチンという造血ホルモンが分泌されているため、腎機能が低下すると貧血が進行することがあります。注射でこのホルモンを足してあげる治療があります。

 

6,7歳からは猫ちゃんもシニア期に入りますので、定期的な健康診断をおすすめしています。

腎臓病は早期発見が大事です。何か気になる症状がある場合には気軽にご来院ください。

 

淀川中央動物病院 藤木

淀川中央動物病院

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