症例詳細

猫の好酸球性腸炎

種 類 ヒマラヤン(猫)
年 齢 9歳
診療科目 内科 
症 状 1ヵ月前から毎日1回嘔吐を繰り返すとの主訴で来院されました
元気や食欲はあるものの嘔吐が続く。

検査結果

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当初、制酸剤と制吐剤、抗生剤(フラジール)にて治療するも、明らかな改善は認められず。

一般院内検査(血液検査、レントゲン、エコー)では好酸球数の上昇以外、特筆すべき異常は認められませんでした。

本猫は肥大型心筋症を患っており、麻酔をかけての内視鏡検査には当初ご心配されていましたが、症状の改善が認められないことや検査結果で麻酔のリスクは許容範囲であったので、検査に踏み切ることをごご決断されました。

内視鏡検査(胃~十二指腸)では異物や目視で分かる腫瘍などは認められなかったが、消化管粘膜全体が紅色になり炎症を疑う所見が認められました。

組織を一部採取し(内視鏡バイオプシー)病理検査を外注しました。

●病理検査結果: 【リンパ球形質細胞性、好酸球性腸炎】

好酸球浸潤は寄生虫感染やアレルギー性疾患を示唆する所見です。

本猫は複数回の糞便検査と試験駆虫を行っていたため、まずは症状の改善を目的としたステロイド療法を開始。

治療開始後、嘔吐は完全に消失し、低下していた食欲も劇的に改善した。

今後ステロイド無しで生活できるかアレルゲンを出来るだけなくした除去食を開始し反応を見ています。

今回、レントゲンや腹部エコー検査、そして内視鏡検査を併用することで異物の除外ができ、腫瘍の可能性が低いと判断し安心してステロイドを開始できました。

検査なしでステロイド療法を開始した場合、もし異物や腫瘍があったとしたら状況を悪化させるため内視鏡検査はとても大切です。

 

淀川中央動物病院 菅木

治療方法

ステロイド療法を開始したとたん

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