症例詳細

猫の大動脈弁下狭窄

種 類 雑種猫(マンチカンxスコティッシュフォールド)
年 齢 6歳齢
診療科目 循環器科 
症 状 別の病気の治療で来院時、身体検査にて心雑音を認めたため心臓エコー実施、発見された
症例の概要

心臓疾患、大動脈の狭窄について

検査結果

聴診にて左側心基部を最強とする収縮期駆出性雑音 Levine 4/6

確定診断:心臓のエコー検査

大動脈弁直下に隆起。左室肥大 左室壁8mm、左房拡大 LA/Ao 2.13

おとなしくエコーができる子であれば狭窄部の流速計測、圧較差の推定で重症度の判定ができる

補助的な検査として心電図(R派の増高、QRSの延長及びノッチの発生、ST低下、など)、レントゲン(左心室の拡大、狭窄後拡張)

治療方法

軽度な狭窄では治療の必要はないですが、若い個体では進行の可能性があるので要経過観察。中程度ー重度の狭窄では過度の運動を制限。

外科:犬ではバルーンカテーテルによる狭窄解除術が一部の病院では行われています。ただ、寿命を延ばすまでの成果は現段階では認められておらず、今後も外科領域での治療法の進化・改善があると思われます。

内科:β遮断薬を第一選択として投与。

心拍数の上昇を抑制、酸素消費量の増加を抑え、不整脈の発生頻度と重症度を軽減することが期待されています。

症例について

大動脈弁下狭窄は大型犬に多く見られる先天性疾患です。

動動脈弁直下に線維輪を形成、左室流出路を妨げます。狭窄部位では血液が高速・乱流化しているために雑音が起きます。

多くの症例では臨床症状はなく、正常な寿命を全うすることも。重症例では運動不耐性や失神、症状の無いまま若いうちに突然死することもあるとされます。

健康なうちから、病院を定期的に受診しておきましょう。

永嶋

淀川中央動物病院

〒532-0002 大阪市淀川区東三国6-12-6
地下鉄御堂筋線「東三国駅」北口から徒歩10分

年中無休
午前診 9:30~12:30
午後診 16:30~19:00
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