症例詳細

犬の細菌性前立腺炎

種 類 ミニチュアダックスフンド
年 齢 15歳
診療科目 内科 
症 状 前日からの下痢、嘔吐、食欲不振、震え、ふらつき
症例の概要

細菌性前立腺炎は未去勢の雄イヌに発生することがあります。前立腺膿瘍に移行すると命にかかわるため、早めの治療が大切です。

検査結果

40.5℃の発熱があり、血液検査では炎症の数値であるCRPが上昇していました。

エコー検査では前立腺の腫大(33.6mm×21.4mm)が認められました。

ぽろ2

治療方法

細菌性前立腺炎と仮診断し、抗生剤の投薬を開始しました。

また吐き気や下痢もあったため皮下点滴も実施しました。

術後の経過

3日後には元気食欲も戻ってきて、下痢も止まりました。体温も正常化しました。

その後も抗生剤の投薬は継続し、10日後には前立腺も縮小(25.0mm×15.3mm)しました。

ぽろ

症例について

細菌性前立腺炎は未去勢の雄イヌに発生することがあります。

前立腺は本来IgAや抗細菌物質の産生などにより細菌の増殖に対する防御機構があります。

しかし、尿道からの上行感染などにより、前立腺に細菌感染が成立してしまうことがあります。

この炎症が悪化すると前立腺膿瘍が起こります。

急性の前立腺炎が発生した犬は腹痛、血尿、発熱、脱水、前立腺を触診した際の疼痛、こわばった歩様などを示すことがあります。

前立腺膿瘍では、敗血症や毒血症を起こすこともあります。

 

前立腺には血液前立腺関門が存在し、これにより脂溶性の低い薬物は前立腺内に入ることができません。

そのため脂溶性の高い抗菌薬を投与する必要があります。

また慢性化を防ぐために長期間の抗菌薬投与が必要になります。

去勢手術の併用が効果的な場合もあります。

 

前立腺膿瘍に移行すると命にかかわるため、早めの治療が大切です。

 

淀川中央動物病院 藤木

淀川中央動物病院

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