症例詳細

犬の歯髄炎

種 類 ヨークシャーテリア
年 齢 12才
診療科目 歯科 
症 状 眼の下、下顎リンパ節の腫脹
症例の概要

目の下が腫れるという主訴で来院された犬の第四前臼歯に歯髄炎が見つかりました。麻酔下で抜歯およびフラップを形成し、良好に回復しています。

検査結果

以前から何度か目の下が腫れ、排膿することがあり、抗生剤による治療を行いました。

口腔内は軽度の歯石の付着がありましたが、目の下の腫れの原因となることが多い第4前臼歯は動揺もなくしっかりしていました。

しかしその第4前臼歯をよく観察してみると、破折しており、歯髄部分から排膿していることがわかりました。

つまり破折により歯髄が露出し、そこに細菌感染がおこり歯髄炎を起こしていました。

さらに経過が長いため歯髄炎から歯根膿瘍となり、目の下の腫れの原因となっていたと思われました。

治療方法

  歯髄炎の治療には

◎歯髄療法(抜髄根管療法)

◎抜歯

の2つの方法があります。

歯髄療法とは、感染などでダメになってしまった歯髄を抜き(抜髄)、根管治療(根管拡大、形成、洗浄、消毒、乾燥)を行い、充填剤で埋めていく方法です。

この方法は歯を温存することができますが、歯根が健康である必要があります。

今回の場合は歯根膿瘍があるため、抜歯を行うことになりました。

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このように一見すると歯石の付着は軽度に思われます。

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しかしよく観察すると第四前臼歯は破折し、歯髄炎を起こしています。

抜歯し、フラップを形成しました。

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症例について

犬は固いものを噛み続けると第4前臼歯の破折を引き起こす場合があります。

歯磨きガムなど、歯石予防に効果的なものもありますが、犬は力加減ができないのであまり固すぎるものは与えないよう注意しましょう。

目の下が腫れるなど、気になる症状がある場合は相談してくださいね。

淀川中央動物病院 藤木

淀川中央動物病院

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