症例詳細

犬の歯周病

種 類
診療科目 歯科 
症 状 先日「口臭がひどい・左眼の下が腫れてきた」という主訴で当院に来られたわんちゃん。口の中を見てみると、歯石がびっしりついていました。
症例の概要

犬では歯周病が多くみられ、歯石を放置していると歯の動揺をはじめ様々な症状が出てきます。日頃のケアが大切です。

検査結果

人間とわんちゃんでは口内のpHが異なるためあまり虫歯はみられません。 その代わり、わんちゃんは人よりも歯垢が歯石になる時間が短く(人の5~6倍の速さ)、歯石が問題となることが多いです。歯垢や歯石がつくと、口臭が気になってきたり、歯周病になって歯槽骨が溶けてきてしまったりします。

治療方法

口の中を見てみると、歯石がびっしりついていました。

スケーリング後の様子がこちら。

第4前臼歯(写真中央の大きな歯)付近は、歯肉が歯石に押し上げられて炎症を起こし、歯根がほぼ丸見えの状態でした。 左目の下の腫れは、この第4前臼歯の根尖周囲病巣による外歯瘻(炎症が波及して皮膚に瘻管ができてしまう状態)一歩手前と考えられました。

結局このわんちゃんは左右第4前臼歯と周囲の歯を数本抜歯し、その後左眼の下の腫れも治まってくれました。

症例について

歯周病は歯垢中の細菌に対する炎症性反応の結果引き起こされ、3歳齢以上の犬猫の80%以上は歯周病を生じていると言われています。今回のケースのように歯槽骨まで侵されると、顔から膿が出たり、ちょっとしたことで下顎骨が折れてしまったりすることがあります。

また歯周病はお口の問題だけでなく、細菌や炎症性サイトカインなどが歯肉溝から全身循環に入り、全身性に影響を与える可能性があると言われています。

歯垢が歯石になると、さらに歯垢がつきやすくなり、それがまた歯石になり、、、とどんどん悪化していってしまいます。

一度ついてしまった歯石は、麻酔下でのスケーリングで取らなければなりません。しかし、一度スケーリングしても、何もケアしなければ1年後にはまた歯石がびっしり!ということもあります。

ですので、日頃から歯磨きをして予防していくことが重要です。

当院では歯磨き指導にも力を入れていますので、気軽に相談してくださいね。

淀川中央動物病院

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