症例詳細

犬の急性膵炎

診療科目 内科 
症例の概要

急性膵炎は犬で多く、頻回の嘔吐や下痢、食欲廃絶などをおこす病気です。早期の治療によって回復率もあがりますので、早めの受診をおすすめします。

症例について

先日、立て続けに3頭のわんちゃんが、膵炎または膵炎疑いとして来院しましたので、今回はわんちゃんの膵炎(急性膵炎)について書きたいと思います。

 

まず、膵臓とは、腹部頭側に存在し、左葉は横行結腸と胃の間、右葉は十二指腸に沿って走行し、消化酵素を分泌している臓器です。

〈膵臓の位置〉

 

そして、その膵臓の組織が、消化酵素によって障害を受けることによって膵炎が発症します。

具体的な発症原因は明らかではないですが、膵管の障害や膵臓組織への強い刺激は確実な誘発因子といわれています。

また、高脂肪食の多給や、血管系の障害による膵臓の虚血などが自然発症の誘因と推定され、その他、様々な誘発因子が考えられています。

急性膵炎の診断は、①嘔吐や腹部疼痛などの症状②膵酵素の血中濃度③腹部超音波検査での膵臓の異常 などを総合して行います。

急性膵炎では症状が激烈な場合が多く、腹痛のために「お祈り姿勢」と呼ばれる姿勢をとることもあります。

 

早期治療が重要とされ、嘔吐や下痢などによる体液の喪失の補正のために輸液を第一に行います。

また、それに加え、膵臓を休ませるために数日間の絶食絶水を行います。全身状態が良好に安定してくると、食事を水からはじめ、徐々に低脂肪食を食べてもらいます。

さらに、必要に応じて、制吐剤や鎮痛剤を投与する場合もあります。

先日まで入院していた3 頭のわんちゃん達も、治療の結果すっかり回復し、元気に退院していきました。

急性膵炎は早期の治療が重要ですので、ご家庭のわんちゃんの様子がおかしいと感じた際は早めに来院してくださいね。

淀川中央動物病院

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