症例詳細

犬のドライアイ

種 類 チワワ
年 齢 10歳
診療科目 眼科 
症 状 左目の充血
症例の概要

免疫介在性の乾性角結膜炎について

検査結果

左眼:色素沈着 結膜の血管新生 

STT:右眼15mm 左眼5mm

治療方法

シクロスポリン眼軟膏と人工涙液の点眼

術後の経過

2か月後の薬効チェックで 左眼のSTT:17㎜まで回復

結膜充血の改善

症例について

乾性角結膜炎は、ドライアイ、KCS(英名:keratoconjunctivitis sicca)と呼ばれ、涙液の性質の変化や涙量の低下で引き起こされる炎症です。

軽度の段階では、ベタベタした目やにが多い、眼が充血している、という状態に飼い主様が気づきます。経過が長いと、角膜に血管新生や黒い色素沈着が起き、急性の悪化では乾燥刺激による角膜潰瘍、痛みを伴います。

原因は、涙腺に起きる免疫介在性の病気だと考えられています。それ以外では、顔面神経麻痺によるもの、第三眼瞼の外科治療、薬剤の影響などです。

シルマー試験と呼ばれる涙量を測る検査によって診断・重症度の把握になります。

涙腺や第三眼瞼の不可逆的なダメージを起こす治療・処置による二次性のドライアイは、人工涙液による乾燥防止が対処法になります。

免疫介在性のドライアイでは、人工涙液と同時にシクロスポリン眼軟膏を使うことで、涙の量の回復が見られることもあります。今回の症例は幸いにもシクロスポリンに反応してくれました。ただし、点眼を止めてしまうと再発することが多いため、長期的な管理が必要となります。

獣医師 永嶋

 

淀川中央動物病院

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