症例詳細

抜歯後の治癒機転について

診療科目 歯科 
症例の概要

今回は、愛犬・愛猫ちゃんのお口の診察の際にいただいた質問、「抜歯した後の歯ぐきの穴はどうなるの?」についてお答えします。

術後の経過

○抜歯1日目まで

抜歯後の穴の中で、抜歯の際に生じた血液が固まり血餅になる。この血餅上部に滲出したフィブリンにより穴が閉じられる。

この時、歯茎内に残存した歯根膜の血管が拡張して、血管内から白血球が血餅内に遊走する。

○抜歯1〜3日目

抜歯部の残存血管から血管新生が始まり、抜歯窩内の血餅の中に侵入する。

歯根膜の中の間葉細胞が骨芽細胞に分化して、新生血管とともに血餅の中に侵入する。

○抜歯3日〜1週間

新生血管、線維芽細胞は血餅の中に樹枝状に侵入して、血餅の周辺に肉芽形成が起こる。

抜歯後の穴の壁や底では仮骨形成が始まる。

○抜歯1〜2週間

歯肉上皮が再生され、抜歯窩内は中央部まで血管が侵入し、抜歯窩の壁、底の仮骨形成は活発になる。

○抜歯2〜4週間

再生歯肉部は厚くなり、歯槽部はほとんど骨化し、血管網は徐々に粗くなる。

○抜歯4週以降

再生歯肉はさらに厚くなり、新生骨の骨密度、骨梁の配列が正常の歯槽骨の構造に近くなる。

 

上記のような過程を経て、抜歯後にぽっかり開いてしまう穴も治癒していきます。もちろん、抜歯後の穴の大きさ、状況に応じて、歯肉面膜フラップを作成、抜歯窩を縫合することもあります。  参考資料「臨床のための小動物歯科」

 

大切な愛犬、愛猫ちゃんのお口の健康状態はいかがですか?

当院では、状況に応じた様々な歯科処置を行っております。

どんな些細なことでも、なんなりとご相談ください。

獣医師 高野儀之

 

淀川中央動物病院

〒532-0002 大阪市淀川区東三国6-12-6
地下鉄御堂筋線「東三国駅」北口から徒歩10分

年中無休
午前診 9:30~12:30
午後診 16:30~19:00
  • 病院へのアクセス
  • お問い合わせ番号
  • 病院へのアクセス
  • よくある質問
淀川中央動物病院の案内へ