症例詳細

慢性腎臓病

種 類 猫(mix)
年 齢 16歳齢
診療科目 内科 
症 状 食欲低下
多飲多尿
症例の概要

今回は高齢猫で多くみられる慢性腎臓病について紹介します。

検査結果

血液検査では腎機能を評価するBUN、Creと総蛋白の値が高く、高齢猫であることや多飲多尿の症状がでていることから慢性腎臓病であると考えられた。

治療方法

慢性腎臓病は高齢の猫の33%が罹患していると言われている病気です。

慢性腎臓病では腎臓が不可逆的に線維化や萎縮しており、障害されてしまった部位が回復することはありません。

なので、早期に発見し正常な部位に負担がかかりにくくするための食事療法(低蛋白食、低リン食)、多飲多尿による脱水症状の緩和や糸球体濾過量を増加させるための定期的な点滴が大切になります。

検査方法として腎機能の評価のため主に血中BUN、Cre値や尿比重・尿蛋白が用いられます。しかし、腎臓は沈黙の臓器と言われるほど異常が分かりにくい臓器で、ある程度障害されないと血液検査や尿検査に反映されません。尿比重低下がみられるのは腎臓の約33%が、Cre値が上昇するのは約75%が障害されてからです。また、これらの値は腎臓以外の要因でも変動します。近年新たに腎機能マーカーとして血中SDMA(対称性ジメチルアルギニン)が発表されました。SDMAはBUN、Creのように他の因子に左右されにくく、腎臓が約40%障害された段階で数値が上昇します。そのため早期発見が可能となり、早期に治療が開始できるようになりました。早期発見のため高齢猫ではSDMAも測定してみるのもいいかもしれませんね。

 

獣医師 香西

淀川中央動物病院

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