症例詳細

子宮水腫

種 類 トイ・プードル
年 齢 7歳7ヶ月
診療科目 外科 
症 状 臨床症状無し

フィラリア検査・健康診断を兼ねた、歯石除去のための麻酔前検査で子宮異常が見つかった
症例の概要

未避妊のペットで起きる子宮の病気の一つ、子宮水腫が健康診断により早期発見された症例について

検査結果

レントゲン、超音波検査で子宮拡張が見られます。

低エコー性の液体貯蓄があります。

鑑別診断:

子宮水腫(漿液が溜まる)/子宮粘液症(粘液)

子宮蓄膿症(膿)

子宮血腫(血液)

溜まっている液体の性質によってエコーレベルの違いが出ることがありますが、画像診断では内容物の確定はできません。

子宮水腫、粘液症では血液検査に異常が出ないことが多く、この症例でも血液検査結果はほぼ正常でした。血腫では貧血や血液凝固異常、蓄膿症では白血球数、炎症タンパクの上昇が見られることがあります。

子宮摘出後、溜まっていた液体に細菌や膿の成分は見当たらなかったため子宮水腫と最終診断。

治療方法

卵巣子宮摘出手術

術後の経過

手術が問題なく済めば予後のとても良い病気です。今回の子も一泊入院の後、術後検診で元気な姿を見せてくれました。

症例について

子宮水腫について

子宮に無菌状態の漿液が溜まる病気で、ホルモンバランスの乱れの影響を受け未避妊の犬・猫・うさぎなどで起こります。

多くのケースで、不可逆的な嚢胞性子宮内膜増殖症が起きているとされています。

今回の症例のように、子宮水腫のペットは一見元気に生活してくれますが、放置しておくと細菌感染を起こし子宮蓄膿症(命に関わります)を続発する可能性があります。

 

確実な予防法は若いうちに避妊手術を受けさせることです。

また、今回の症例は、画像検査も含めた健康診断の有用性も示してくれました。

 

獣医師 永嶋

淀川中央動物病院

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