症例詳細

外耳道切除術

種 類 シーズー、アメリカンコッカースパニエル
診療科目 外科 
症 状 海外出身の犬種にとって日本の高い湿度は耳道内がムレますし、アレルギー性皮膚炎や耳道内腫瘍を患っている子も耳道内環境が悪化します。
慢性的に劣悪な耳道環境が続くことは、絶えず炎症が起こっている状況が続き、炎症が続くことによって耳のヒフは硬く火傷を起こした状態になってしまいます。
症例の概要

外耳炎症状がひどい場合は外耳道切開術を行うことがあります。

検査結果

動物は人間より耳が4倍以上遠いところからの音を聞き分けると言われています。目がそれほど発達していないワンちゃんたちにとって聴覚は臭覚と共に重要な感覚器官と言えます。

そんな大切な「お耳」ですが、海外出身の犬種にとって日本の高い湿度は耳道内がムレますし、アレルギー性皮膚炎や耳道内腫瘍を患っている子も耳道内環境が悪化します。

慢性的に劣悪な耳道環境が続くことは、絶えず炎症が起こっている状況が続き、炎症が続くことによって耳のヒフは硬く火傷を起こした状態になってしまいます。これを「線維化」と言います。

一端線維化を起こしてしまうと元の正常な耳に戻ることはありません。火傷を起こした皮膚がもとに戻らないのと同じです。

治療方法

内科治療での管理に限界が見えて来た子には外科介入が必要になってきます(末期になる前に手術をして耳道環境を改善することがその後の耳道疾患の進行を遅める意味でも望ましいです)。耳の手術にはその子その子の状態に合ったいくつかの方法(術式)があります。

主な術式

①外耳道切開術・・・手前の耳を開いて環境改善させる方法。奥の耳道(水平耳道)が正常な時に選択します

②垂直耳道切除術・・手前の耳道が腫れや腫瘍などによって塞がれてしまった子に選択します。

③全耳道切除術・・・鼓膜まで続く奥の耳道も問題を起こしている時に選択します。

上の写真は当院で実施した①外耳道切開術の写真です。手前の耳道に炎症で腫れた箇所が一部あり、厳密には垂直耳道切除術や奥の耳道の状態によっては全耳道切除術も選択肢に入るケースでした。ただ①の術式である程度の耳道環境の改善が期待されたことと、他院様で逆側の耳を全耳道切除した際の術後の管理に大変苦労されたこともあり、飼い主様と相談しまずはこの術式を行い経過を追って行くことになりました。

術後の経過

日頃から飼い主様にお伝えしていますが、手術せずに済むにことに越したことはありません。

できるだけ日頃から耳の状態に気を付けて、定期的な耳健診を受診されることをお勧めします。

特にシーズーやアメリカンコッカースパニエルなど耳のトラブルが多発する犬種には注意が必要です。

淀川中央動物病院

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