症例詳細

健康診断って本当に必要??

種 類 全動物種
年 齢 全年齢 特に高齢
診療科目 リハビリ・予防医療科 
症 状 無し

検査結果

病気はある程度進行しないと目に見えての変化はわかりません。黙っているんです。そして病気が進行して動物本人(?)が「あれっ?」と気づいてもなかなか動物は表現してくれません。

自然界では弱っている動物は外敵に狙われるため、本能的に弱っている姿を隠そうとするからです。

また動物本人(?)は「治療を受ける」という考えは当然ながら全く持っていません。

病気が生まれた時、本人も全く気づきません。もう少し病気が進行すると『違和感』を感じ始めるはずです。ただそれは本人が気にならないくらいであればいつも通りの生活をします。

そして時間は流れその違和感が大きくなるにつれ、それを避けるような行動をし始めます。これがいつもと違う行動「兆候」として表れます。更に病気が進行し隠しきれなくなって「症状」として大きく外に表現し始めます。

十字靭帯断裂を例にあげますと、犬の十字靭帯断裂は内科疾患ともいわれ、慢性的な関節炎やホルモン異常による靭帯の脆弱化により徐々に切れていき最終的に完全断裂を起こします。最初は膝の痛みからお座りをする時に足を投げ出す格好をします。それが進行すると跛行を起こします。前者が言うなれば「兆候」で、跛行は「症状」となります。

他にも胆石や尿管結石などは人と違い痛みを出さないことが多く、破裂などで一気に重症化し瀕死の状態になって病院に担ぎ込まれることもありますし、肺腫瘍などは肺の半分を腫瘍が埋め尽くしてから咳が出たりすることがあります(気管や気管支を圧迫しないと咳症状は出ないので)。

また若い時でも横隔膜ヘルニア(横隔膜に穴があいて胃や腸が肺の方へ入り込む病気)など軽度であれば全く呼吸困難などの症状はなく、他の動物たちより遊びたがらないという「おとなしい子」として認識されることもあります。

健康診断は病気を早いレベルで発見し早期に手を打つ可能性を生むことが出来ます。治療や飼育環境を改善させることで進行を遅らせたりリスクを回避することが出来ればより長く一緒にいられると思います。

 

獣医師 菅木

淀川中央動物病院

〒532-0002 大阪市淀川区東三国6-12-6
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年中無休
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午後診 16:30~19:00
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