症例詳細

モルモットの臼歯過長

種 類 モルモット
年 齢 5歳9ヵ月
診療科目 エキゾチックアニマル 
症 状 食欲が落ちている。口が気持ち悪そう。
症例の概要

臼歯が過長し食欲が落ちてしまったため、麻酔をかけて歯切をしたモルモットの症例です。

検査結果

口腔内を観察すると、よだれが多く、左右が接するほど下顎臼歯が伸びていました。

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治療方法

麻酔をかけて臼歯をカットしました。

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術後の経過

臼歯をカットする前は自分は全く食べませんでしたが、

カット後は少し自分でも食べてくれるようになりました。

しかし咬み合わせは悪いままなので再度伸びてきてしまい、2か月後にもう一度カットしました。

症例について

モルモットの寿命は4-5年と言われています。

そう考えると今回のモルモットさんはかなりのおじいちゃんです。

臼歯が伸びてきてしまった理由ははっきりとはわかりませんが、若い頃は問題なかったため、年齢的な部分も関係するのかもしれません。

モルモットの歯は20本で上下2本ずつの切歯と左右4本の臼歯に分かれます。

完全な草食動物であり、すべての歯は常生歯で、生涯伸び続けます。

摂食時の歯と歯の研磨により摩耗して咬合面を維持しています。

そのため不正咬合(噛み合わせが悪いこと)があると臼歯が伸びて頬や舌を傷つけてしまいます。

また小型哺乳類に対する麻酔はリスクを伴います。

小型の動物ほど、代謝率や組織での酸素消費率が高く、短時間であっても低酸素症には弱いです。

呼吸が30秒程度停止するだけで、不可逆的な中枢神経障害を引き起こします。

基本的に小型哺乳類の麻酔にはイソフルランという吸入麻酔を用います。

早い導入と覚醒、麻酔深度の素早い管理が出来るため頻繁に用いられますが、用量依存性に心配抑制を引き起こします。

モルモットは犬や猫と異なり気管内挿管が難しいため、麻酔深度の調節には細心の注意が必要となります。

 

今回のモルモットさんは高齢にも関わらず、2回も麻酔に耐えてくれました。

 

草食動物にとって食事はとても重要です。

当院はエキゾチックペットの専門病院ではありませんので専門的な検査は他院を紹介させていただく場合もありますが、食欲が落ちている場合には早めに来院してください。

 

淀川中央動物病院 藤木

淀川中央動物病院

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