症例詳細

フェレットのインスリノーマ

種 類 フェレット
年 齢 4才
診療科目 エキゾチックアニマル  内科 
症 状 3ヵ月前から体重が減少してきており、1週間前から動いてもすぐにぐったりする、2日前から食欲減退(普段の20%)との症状で来院されました。
排尿排便もいつもと比べたら少なめ、嘔吐下痢症状はなし。
これまで大きな病気はなし。
オーナー様は、1ヵ月前にフードを変更したことが食欲減退の原因かと心配されておられました。
症例の概要

今回はフェレットさんのインスリノーマについて解説します。

検査結果

オーナー様に、詳細検査を提案、大体の費用についてお話しさせていただきました。

オーナー様も詳細検査ご希望とのことでしたので、すぐに詳細検査(血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査)を実施させていただきました。

検査結果は、血液検査にて血糖値の低値、その他、レントゲン検査、腹部エコー検査で著変認めず。

上記検査結果より、フェレットのインスリノーマを疑いインスリン値を外注検査にお出しさせていただきました。

治療方法

ご来院いただいた日にインスリノーマ疑いでプレドニゾンの注射、お家で飲んでいただく錠剤のプレドニゾンを1日1回、1週間分をお出ししました。

その後、インスリン値が高値であることがわかり、インスリノーマとしてプレドニゾン投薬を継続中です。

 

術後の経過

治療を開始してから3週間、現在は元気、食欲も戻り、経過良好です。

通常、フェレットのインスリノーマの内科的治療は、通常、半年~1年半の間は臨床症状を管理するのに有効とされています。

内科治療を続けてるフェレットの多くは、症状が進行していき、徐々に薬用量を増やしていくことで対応していきます。

また、インスリノーマのフェレットは、低血糖を防ぐために、頻繁に食餌を与えていただき、食べ物のない時間を長くしないように心がけます。

推奨される食餌は肉類を主体とした高タンパク質のキャットフードかフェレットフードです。

症例について

インスリノーマは、膵島細胞腫と呼ばれ、中齢から高齢のフェレットに発生するよくみられる腫瘍のひとつです。

フェレットで起こるほとんどのインスリノーマはβ細胞性腫瘍で、過剰なインスリン産生する結果、低血糖が起こります。

インスリノーマに罹患したフェレットは、虚弱、嗜眠、食欲は正常から減退、体重減少が認められることがあります。

オーナー様の多くは、運動失調、後肢の脱力で気付かれることが多く、これらの臨床症状は多くの場合、虚弱を示してもその間に正常な活動や動きがみられ、間欠的であるとされています。

また、副腎腫瘍、リンパ腫、さまざまな皮膚腫瘍、心筋症はよく併発する疾患として挙げられます。

獣医師 高野儀之

淀川中央動物病院

〒532-0002 大阪市淀川区東三国6-12-6
地下鉄御堂筋線「東三国駅」北口から徒歩10分

年中無休
午前診 9:30~12:30
午後診 16:30~19:30
  • 病院へのアクセス
  • お問い合わせ番号
  • 病院へのアクセス
  • よくある質問
淀川中央動物病院の案内へ